海洋博花だよりで“ノアサガオ”タグの付いているブログ記事
こんにちは、akahigeです。
沖縄は本格的な梅雨に入り曇り空の日がつづいています。そんな天気の晴れ間に、元気よく花を咲かせるノアサガオが目に入りました。
ノアサガオは、繁殖力が旺盛で広範囲にツルを伸ばして木々の上などを覆います。そして、森林の生態系においては"マント群落(ぐんらく)"というものを構成する代表的な植物のひとつで、森にとってとても重要な役割を果たしています。ここでマント群落の役割と特徴をいくつか解説します。
(1) 林縁に生える植物で、森林にマントのように覆い被さるツルや低木からなる植生のこと。
(2) 林縁における横方向からの光を植物が有効利用することにより、マント状の群落(群落とは何種類かの植物がまとまってつくる植物の集団のこと)を形成している。
(3) 森林の外から射し込む日光や、風の吹き込みなどを減少させ、林内の温湿度や明るさを保つ働きがある。
(4) カーテンをかけた様子に似ることから、"カーテン群落"と呼ばれることもある。
このように、植物たちはその自分自身の生き残りのためだけでなく、森の環境を良好に保つことにも役に立っているのですね。

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■ 和 名:ノアサガオ(野朝顔)
■ 学 名:Ipomoea acuminata (Vahl) Roem. & Schult
■ 科 名:ヒルガオ科(同じ属にグンバイヒルガオ、アツバアサガオ、カワリバアサガオなど)
■ 分 布:琉球列島では奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄島、宮古島、石垣島、西表島、与那国島など(大東諸島を除く)、その他の分布地域は伊豆七島、紀州以南、南九州、台湾、東南アジア、マレーシア、オーストラリア
■ 生育環境:海岸〜低地の林縁など
■ 特 徴:多年生のつる性草本。茎は木に絡みはい登り10m以上にもなる。花は青〜紫色で
■ トピック:
・ 学名については、属名はラテン語のip(イモ虫)+omoea(同様の)より、物に絡みついてはい登る特徴に由来する。種小名はacuminatus(先が尖った)の意味。
・ 和名の由来は、野生の朝顔より。"アサガオ(朝顔)"は花が朝早く咲くことより。しかし、本州の朝顔にくらべると本種はしおれるのが遅く午後でも咲いていることがある。
・ 花言葉は、「はかない恋」、「愛情の絆」、「明日も爽やかにに」など
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↑マント群落を構成するノアサガオ ↑しおれ始めにピンク色に変わる花/p.m.2:00頃撮影
(マントのように林縁の木々の上を覆う)

