おきなわ郷土村 おもろ植物園

いな

概要

おもろ名 いな
和名 イネ
科名 イネ科
方言名 ンニ

園内の位置

植物特性

イネの茎は、根ぎわで枝分かれして生長し、高さ50~90センチメートルになる。多数に枝分かれした各小枝の先に小穂が1個ずつ付く。この円錐花序がいわゆる稲穂で、花の時期は立っているが、米が熟するにつれて、自重で垂れてくる。イネは元来、水生植物で、水田に栽培される水稲が主であるが、深い水中に生える浮稲、また水が少なくても生育できる陸稲もある。水稲は、本州中部では梅雨時に本田に田植え作業を行い、10月頃に収穫するが、沖縄では一期作は2月頃に播種し7月に収穫、二期作では7月に播種し11月に収穫する。

利用

【果実】 : 主食、餅の材料、精粉、菓子、糊、日本酒・味噌・醤油の原料
【稈】 : 縄、草鞋、畳の床、飼料、肥料

見頃カレンダー

おもろさうし 第十巻五三九 いな

歌の意味
伊敷索の名高い浦が
喜びに湧きたっているさまの
立派なことよ
新崎の名高い浦が
喜びに湧きたっていることの
立派なことよ
今日の良き日に
今日の輝かしい日に
稲米(米)は降ろして
新米は降ろして
(栄えていくことだ)