おきなわ郷土村 おもろ植物園

あわ

概要

おもろ名 あわ
和名 アワ
科名 イネ科
方言名 アワ

園内の位置

植物特性

アワは主として畑地に栽培される1年生草本で、根元から1~1.5メートルほどの茎が直立する。アワの原種はエノコログサとの説がある。アワの中でも穂が小さいコアワと称されるタイプがあり、エノコログサとの区別が難しい。アワは乾燥に強く土質を選ばず、寒冷地から温暖地まで広範囲に栽培可能であり、さらに栽培期間は100日前後と短いこと等から貴重な食糧源として栽培されていた。発祥地はインド北西部から中央アジア付近と考えられており、この地域から東西に伝播したと思われる。日本においては最も古い栽培植物のひとつであり、朝鮮を経て伝来した記録がある。

利用

【果実】 : 食用、醸造酒、小鳥の餌、汗疹の治療

見頃カレンダー

おもろさうし 第一七巻一一九三 あわ

歌の意味
辺戸の子は上品なお方だから素晴らしい海苔を召し上がっている。
我々の故郷は育ちがよいから立派な海苔を賞味できる。
辺戸は土地柄がよいので満作のアワでアワ神酒を作り満作のキビでキビ神酒を作り、すばらしい海苔と共に神に捧げて豊作を祈ろう。