在りし日の首里城

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首里城は、那覇市首里の小高い丘の上に立地し、曲線を描く城壁に取り囲まれ、その中に多くの建物がありました。琉球王国統治の行政機関「首里王府」の本部であり王国の政治・外交・文化の中心地として栄華を誇り、同時に国王とその家族が居住する「王宮」でもありました。

琉球王国時代に3度、第二次世界大戦で4度目の火災に遭い、そのたびに再建を成し遂げてきました。1992(平成4)年には、1715年の再建から琉球王国崩壊まで建てられていた時代の正殿をモデルに復元されました。日本や中国の要素を取り入れながら琉球独自の様式で建てられ、日本で唯一赤い城として鮮やかな朱色に彩られ、他では類を見ない存在でした。

平成4年の首里城公園開園後も復元工事は続き、京の内や書院・鎖之間、黄金御殿などいくつもの建物やエリアが復元されました。2019(平成31)年2月には国王の生活空間である御内原の供用開始により、開園から27年の歳月をかけその全容を見ることができるようになりました。

首里城は、たくさんの建物や門が軒を連ね琉球独特の美しさを誇り、沖縄のシンボルともいえる存在です。
ここでは今後の再建を祈念しつつ、「在りし日の首里城」をご紹介します。


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