首里城基金の造成状況

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首里城基金の造成状況

(1)基金の造成状況(2018年度末)

首里城基金は、
①沖縄県、県内市町村、法人、団体、個人からの出捐金及びご寄付
②基金の運用益及び沖縄美ら島財団の積立金(展示品購入に充てた金額を除く)
③購入した展示品(沖縄美ら島財団が直接購入し首里城基金へ繰入れたものを含む)で構成されています。

①は「指定正味財産」として預金しており、これまで取り崩しは行っておりません。総額3億4287万円余の内訳は、沖縄県が2億円、県内市町村が6600万円、民間寄附金が7687万円余です。
県内市町村の内訳は(別表1)の通りです。民間寄附金の内訳は、法人が602万円余、団体・個人が3183万円余、県内金融機関や首里城公園内の募金箱が1053万円余、首里城WAONカードの売上に応じたイオン琉球㈱の寄附が2848万円余(4/22入金後は2994万円余)です。
②及び③は「一般正味財産」としています。総額20億6189万円余の内訳は、基金の運用益及び沖縄美ら島財団の積立が6億1007万円余、購入した展示品(簿価)が14億5181万円余です。
指定正味財産と一般正味財産を合わせた首里城基金の総額は、24億476万9667円となっています。

首里城基金の造成状況(2019年3月31日現在)

区分 金額(円)
 沖縄県 200,000,000
 県内市町村 66,000,000
 民間寄附金(法人、団体、個人等) 76,873,508
指定正味財産の合計(①) 342,873,508
 基金の運用益及び沖縄美ら島財団積立(②) 610,076,701
 購入した展示品(簿価)(③) 1,451,819,458
一般正味財産の合計(②③) 2,061,896,159
総合計(①②③ 正味財産の合計) 2,404,769,667

(2)首里城基金の資産・展示品(年度別)

首里城基金が設立された1992年(平成4年)から2018年(平成30年)まで、年度ごとの基金の積立状況は、下図の通りです。



沖縄美ら島財団は1992年(平成4年)から順次首里城基金に繰り入れを行い、累計7億6387万円を積み立てました。一方、展示品購入のため2012年(平成24年)から、合計3億432万円を取り崩し、現在4億5955万円となっています(図の青い部分)。
首里城基金の基金額は、8億242万円となっています。このほか、基金の運用益、展示品購入時に発生した消費税の戻り分等の流動資産が1億5053万円あります。

(ア)首里城基金(事業収入)

事業の収入は、運用益と助成金です。
基金は政府保証債など元本保証のある確実な方法で運用しており、その運用益から毎年収入を得て、2018年度末までの累計は1億5774万円余となっています。基金の事業活動に資金が必要になった際は、沖縄美ら島財団より助成金を繰り入れており、2018年度末までの累計は3億1857万円余となっています。

(イ)首里城基金(事業支出)

事業の支出は、基金造成のための活動費、展示品の購入・修繕・復元費に充当しています。展示用の美術工芸品の購入・修繕・復元は、①首里城に展示すること、②展示するために必要な修繕を行うこと、③展示による劣化等を避けるため展示用の復元品を製作することが、主な目的となっています。

購入に際しては、博物館・美術館・研究機関などの文化財に携わる研究者、民間の収集家などの関係者から様々な情報を収集した後、情報を得た文化財の調査を当財団学芸員が行います。調査した文化財から首里城の展示に合致すると考えられる作品について、学識経験者からなる展示品収集委員会を開催し意見聴取して、最終的に購入の可否を判断しています。

1995年(平成7年)以降、基金運用益や財団からの積立金及び助成金を活用して、必要な展示品の購入・復元等を順次実施してきました。
首里城の新たな展示室である黄金御殿の2014年(平成26年)オープンに備え、2011年(平成23年)に1億円余で展示品を収集するとともに2億円余の財団所有展示品を基金へ移管しました。

なお、1992年(平成4年)の首里城開園に合わせ、民間の収集家と締結した展示品の寄託契約が2016年(平成28年)に終了したため、財団の保証金6億円相当の展示品が財団所有となり、それらを首里城基金に移管しました。
このほか、首里城基金に寄贈された美術工芸品が54点あります。価格評価を控えているため、上記の金額には反映されていませんが、いずれ機会を見て鑑定評価を行うことを検討しています。(別表2