イベント・プログラム

  1. 文化庁メディア芸術祭 やんばる展 映画上映

イベント

文化庁メディア芸術祭 やんばる展 映画上映

※このイベントは終了しました。

[上映日程]
  • 12月22日(土):「舟を編む(上巻1~7話)」
  • 12月23日(日):「COCOLORS」
  • 12月29日(土):「この世界の片隅に」
  • 12月30日(日):「舟を編む(上巻1~7話)」
  • 1月1日(火・祝):「この世界の片隅に」
  • 1月5日(土):「君の名は。」
  • 1月6日(日):「君の名は。」
[時間]
17:30/各日
作品名 上映時間 入館締切 上映終了時間
舟を編む(上巻1~7話) 2時間34分 19:30 20:04
COCOLORS 45分 17:45 18:15
この世界の片隅に 2時間9分 19:00 19:39
君の名は。 1時間47分 18:45 19:17

※映画の上映に合わせ、海洋文化館の開館時間を上映終了時間まで延長します。
※入館締切時間までにご入館いただければ、途中からの映画鑑賞も可能です。

[場所]
海洋文化館 2F 展示ホール
[料金]
無料
※17:00以前にご入館いただく場合は、入館料(大人:190円、中学生以下:無料)が必要です。
[その他]
鑑賞ご希望の方は、P7立体駐車場をご利用ください。
※P7以外の駐車場は19:00以降の使用はできませんのでご注意ください。
18:00以降の出入口は、2Fのみとなります。下記図参照。

上映作品のご紹介

「君の名は。」
第20回アニメーション部門大賞
劇場アニメーション[日本]
アーティスト:新海 誠 Makoto Shinkai


©2016 TOHO CO., LTD. /
CoMix Wave Films Inc. /
KADOKAWA CORPORATION /
East Japan Marketing & Communications, Inc. /
AMUSE INC. /
Voque ting co., ltd. /
Lawson HMV Entertainment, Inc.

『秒速5センチメートル』(2007)や『言の葉の庭』(2013)など、意欲的な作品を数多くつくり出してきた作者による劇場アニメーション作品。山深い田舎町の女子高生・宮水三葉(みやみずみつは)は、ある日、自分が東京の男子高校生になる夢を見る。一方、東京で暮らす男子高校生・立花瀧(たちばなたき)も、山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見る。繰り返される不思議な夢と抜け落ちた記憶や時間から、三葉と瀧は自分たちが夢のなかで入れ替わっていることに気づく。2人は戸惑いながらも現実を少しずつ受け止め、互いに残したメモを通し、ケンカをしながらも状況を乗り切っていく。千年に一度の彗星来訪という出来事を舞台に、少女と少年がお互いを知り、求めあう恋と奇跡の物語。世界の違う2人の隔たりとつながりから生まれる「距離」のドラマを、圧倒的な映像美とスケールで描き出している。作者による緻密なロケーション設定とそれを支える確かな風景描写に、世界観を持った音楽が加わることで、ファンタジックな物語をより強いリアリティとともに表現している。


「この世界の片隅に」
第21回アニメーション部門大賞
劇場アニメーション [日本]
アーティスト:片渕 須直 Sunao Katabuchi


©Fumiyo Kouno/Futabasha/Konosekai no katasumini Project

こうの史代の同名マンガ(2008-09)を原作に、『マイマイ新子と千年の魔法』(09)で監督・脚本を務めた片渕須直が6年の歳月をかけて劇場アニメーション化した作品。2015年に開始したクラウドファンディングで3,000人以上のサポーターから制作資金の一部を集め完成した。2016年11月の公開以降、口コミやSNSで評判が広まり、2018年に入っても上映が続くロングラン作品となっている。主人公のすずは昭和19(1944)年、18歳で広島の呉に嫁ぎ、あらゆる物資が欠乏していくなかでも、一家の主婦として生活に工夫を凝らす。だが、戦争は進み、日本海軍の拠点だった呉は、幾度もの空襲に襲われる。本作には、大事に思っていた身近なものを次々と奪われながらも、前向きに日々の営みを続けるすずと、彼女を取り巻く人々が描き出される。文献や地図、現地調査、当時そこに住んでいた人へのヒアリングなどの綿密な考証により、現在は見ることができない広島の街並みが再現されている。史実とリンクしている箇所は、その日時の天候までも忠実に作品に反映させる徹底ぶりで、すずたちの生きる世界の実在感を補強している。


「舟を編む」
第21回アニメーション部門新人賞
テレビアニメーション [日本]
アーティスト:黒柳 トシマサToshimasa Kuroyanagi


©Genbu Dictionary Editorial Dept.

三浦しをんの同名小説を原作に、黒柳トシマサが丁寧な映像表現でアニメーション化した。玄武書房の中型国語辞典『大渡海』編纂の長い道のりを描く。口下手だが言葉への鋭い感性を備えた馬締光也と、言葉に入り込むのは苦手だがコミュニケーション能力の高い西岡正志。周辺の人間模様を交えながら2人が成長していく姿を中心に捉えることで、複数の媒体で展開されている本作の世界観を守りつつ人物像を掘り下げることに成功している。おびただしい活字があふれる「言葉の海」や、静かに回転し続ける観覧車のイメージは、音声や背景を含めた画面全体で主人公たちの心情を伝えるアニメーションならではの印象的なシーンをつくっている。


「COCOLORS」
第21回アニメーション部門優秀賞
オリジナルビデオアニメーション(OVA) [日本]
アーティスト:『COCOLORS』制作チーム(代表:横嶋 俊久)
“COCOLORS” Production Team (YOKOSHIMA Toshihisa, Representative)


©Kamikazedouga

有害なバクテリアを含んだ灰から逃れるために、人類がスーツとマスクをしながら地下で生活する世界を舞台にしたアニメーション作品。嘘ばかりつく少年アキと、楽器だけで会話する少年フユの、マスクで表情が見えない中に生まれるコミュニケーションを軸にして地下世界に訪れる危機が描かれる。 監督と脚本を担当した横嶋俊久は、マスクで顔が見えないという設定を生かし、身ぶり手ぶりや走る、跳ねるといった動きによって、それぞれのキャラクターの性格や心情を描写した。制作スタジオは、3DCGによるアニメーション制作で近年高い評価を得る神風動画。木版画を思わせるフラットな描写ながらも、世界観を余すことなく表現する絵づくりが目を引く。また、本作品は映画館で効果音のみの映像を流しながら、声優が声を合わせミュージシャンが生演奏で音楽をつけるVoice Actor vs Silent Movie上映方式という挑戦的な試みを行い、その場でしか得られない経験を重視した新たな上映形態も提示している。


海洋博公園における関連イベントのお知らせ

映画作品上映後は、沖縄美ら海水族館で開催中の「美ら海 ナイトアクアリム」をお楽しみいただけます。

[期間]
平成30年12月7日(金)~平成31年1月6日(日)
[時間]
18:00~21:00(入館締切20:30)

夏に好評だったナイトアクアリウムの第2弾!!ナイトアクアリウムの時間に「黒潮の海」大水槽の前にて“夜限定の特等席”をご用意し、さらに年末(12/29、12/30)にはサックスによる生演奏も行います。ジンベエザメやオニイトマキエイ、回遊魚たちをゆっくり眺める贅沢な時間をお過ごし下さい。


上映作品「君の名は。」関連イベントのご紹介

沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)では、『新海誠展「ほしのこえ」から「君の名は。」まで』が開催中です。海洋文化館での「君の名は。」上映と併せてお楽しみください。

[期間]
平成30年12月18日(火)~平成31年2月3日(日)
※休館日あり
[時間]
9:00~18:00(金・土は20:00まで)
※入場は閉館の30分前まで

イベント紹介

アニメーション監督・新海誠(しんかい・まこと)は2002年に短編アニメーション「ほしのこえ」で商業デビューしました。それから15年、“美しく壮大な世界ですれちがう男女の物語”を完成度の高い作品に結晶させ、世代や国境を越えて多くの人々をひきつけています。本展は新海誠のデビュー15周年を記念し、その軌跡を貴重な制作資料である絵コンテや作画、設定資料や映像などを通じて紹介します。


お問い合わせ先
海洋博公園管理センター
TEL:0980-48-2741

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