2007年4月アーカイブ

こんにちは、akahigeです。

うす暗い海岸の森のなかで、まるで闇夜に浮かぶ灯籠のあかりと錯覚するような、艶麗な花を咲かせる植物に逢いました。幻想的なこの光景に陶酔してしまい、つい時間を忘れました。

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■ 和 名:ワニグチモダマ(学名:Mucuna gigantea (Willd.) DC.)
■ 科 名:マメ科(同じ属にイルカンダ、カショウモダマなど)
■ 分 布:琉球列島では石垣島、小浜島、西表島、その他の分布地域は小笠原、台湾南部、中国南部(海南島)、東南アジア、太平洋諸島、インド、オーストラリア北部
■ 生育環境:海岸林内・林縁
■ 特 徴:ツル性の常緑木本で、海岸林の中の高木に巻きつく。葉は3枚の小葉からなる。葉腋(ようえき)から長い柄のある9?30個の花が下垂する。花は1?3月に咲き、淡黄緑色または緑白色で、長さ3?4cm。種子は硬く径3cm程の扁平な形で、莢のなかに1〜5個入っており、海水に浮いて漂流し散布される。
■ トピック:
・ 学名については、属名はラテン語のmucuna(ブラジルでの八升豆の呼名)、種小名はgiganteus(巨大な、膨大な)の意味。(巨大なのは、種子それとも莢? 花や葉のサイズは同属のイルカンダの方が大きい。それとも膨大な花の数からか?)
・ 和名の"ワニグチ"の確かな由来はわからないが、花の開いている様子をワニの大きな口に見立てているのではなかろうか?
・ 海岸林の開発などにより個体数が減少している。
■ REDデータカテゴリー:準絶滅危惧(沖縄県版、環境省版)
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↑林冠から垂れ下がるツル性の葉茎

 

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↑花びらの中に隠れる雄しべ・雌しべオオコオモリが受粉の手助けをする

 

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 ↑ワニの大きな口のように開く花(推測ですが、和名の"ワニグチ"の由来??)
どうでしょう、そのように見せませんか?

 

 

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こんにちは、akahigeです。

沖縄は梅雨入り前の晴天が続いています。そんなすっきり晴れた日に、山にいってきました。清々しい風が吹き抜ける尾根で、涼みながら木漏れ日を見ているうちに、うたた寝をしてしまいました・・・
森から精神的癒しを求める"森林浴"という言葉があります。いつもは歩きながら写真を撮ることに集中していたので、この数分間の昼寝は忘れかけていた"森のすばらしさのひとつ"に気付かされ心身ともに癒されました。
草原で日向ぼっこしながら空や雲、太陽、野草の花、草のにおいを満喫する"草原浴?"を試してみてはいかがでしょうか。

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↑朝露にぬれる花/大きさ径4mmくらい

 

 

↑春の草原をにぎわせるリュウキュウコザクラ

 

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■ 和 名:リュウキュウコザクラ(琉球小桜)
■ 学 名:Androsace umbellate (Lour.) Merr.
■ 科 名:サクラソウ科(同じ科にコナスビ、ハマボッス、モロコシソウなど)
■ 分 布:琉球列島では奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄島、宮古島、石垣島、西表島、与那国島など(琉球列島の固有種)、その他の分布地域は本州西部、北九州、朝鮮、台湾、東南アジアなど広範囲に及ぶ。
■ 生育環境:海岸または山地の原野
■ 特 徴:1〜2年生草本。草全体に軟毛があり、茎は10〜30個の根生葉の間から2〜4本くらい出て、長さ5〜15cmになる。根生葉(こんせいよう)とは、あたかも地中の根から生ずるようにみえる葉のことで、正確には地上茎の基部の節についた葉のことである。
■ トピック:
・ 学名については、属名はラテン語のandro(男)+ sace(楯)より葯が古代の円楯に似ていることから。種小名はumbellata(散形花序の)より。
・ 和名は、琉球産の小型のサクラソウ科の植物より。
・ リュウキュウコザクラは、サクラソウ属ではなくトチナイソウ属の植物。この属は北半球の温帯〜寒帯に多く分布する。琉球列島は本種の分布の南限である。
・ 押し花の素材として利用され、しおりや押し花アートなどにされる。
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←そばに寝っ転がるとこんなアングルで見えますよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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←うたた寝した森の小道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

←クワズイモ(サトイモ科)の透過光

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんにちは、akahigeです。

可愛らしい黄色い花に、カメラを向けました。
まわりの野草たちに覆われながらも、美しい花を何事もなく落ち着きはらったかのように咲かせる姿が印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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■ 和 名:コナスビ(学名:Lysimachia japonica Thunb.)
■ 科 名:サクラソウ科(同じ仲間にハマボッス、モロコシソウなど)
■ 分 布:日本(各地)、奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄島、宮古島、石垣島、西表島、与那国島、朝鮮、中国、マレーシアなど
■ 生育環境:陽当たりのよい原野、道ばた
■ 特 徴:高さ10〜20cmの多年生草本(写真は草丈5cmほど)。葉や茎に軟毛を有する。黄色の小さな花を咲かせる。開花時期は1〜6月頃(秋頃にも咲くとか)。
■ トピック:
・ 和名の由来は、果実の様子がナスに似ていることにちなむ(小茄子)。ナスの仲間(ナス科)ではない。
・ 花は朝開いて、夕方閉じる一日花(いちにちばな)。
・ 平安時代に書かれた百科事典「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」には野菜類に"竜葵(こなすひ)"という記載があり、これはコナスビのことではないかと言われている。春に葉を、秋に茎葉と実を漬物にしていたとか。
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↑花の大きさは径5〜7mmくらい
〜草むらのなかにフワリ浮かぶ黄色い妖精〜

 

 

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こんにちは、akahigeです。

("やんばる"とは、ここでは沖縄本島北部亜熱帯照葉樹林の意味。)

この時期、見事に花を咲かせる幻のラン"カツウダケエビネ"をもとめ、険しい岩山の森へ行ってきました。
数年前の記憶をたよりに薄暗い森に入りましたが、方向音痴と頼りない記憶のおかげで迷ってしまいました。20分くらいで目的の場所にたどり着くはずが、2時間歩き回ってもこのランには逢えずに方向感覚も失い、このまま森に呑み込まれる・・・かと思いきや!一緒にいた先輩(greenさん)が数年前の林内の景色を思い出し、やっとの思いで発見することができました。はじめから私akahigeの記憶に頼らなければこんなことにはならずに済んだのに。
しかも、この場所で開花が見られたのは初めてでした。
あの、あきらめかけていた時に食べたキイチゴの甘酸っぱい味が忘れることはないでしょう。
そして、迷ってしまい途中で車に乗せてくれた優しい"笑顔の素敵なお兄さん"ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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■ 和 名:カツウダケエビネ(嘉津宇岳海老根)
■ 学 名:Calanthe discolor Lindl. f. divaricatipetala Ida
■ 科 名:ラン科(同じ属にリュウキュウエビネ、レンギョウエビネ、ツルランなど)
■ 分 布:沖縄島(沖縄島の固有種)
■ 生育環境:山地の石灰岩地の林床
■ 特 徴:常緑の多年生草本。地生ラン。偽球茎(ラン科に見られる多肉質の球形の茎)は数個連なって並び、2〜5枚の葉を束状につける。開花時期は3〜4月頃で芳香がある。
■ トピック:
・ 学名については花の特徴にちなみ、属名はラテン語のcal(美しい)+anthe(花)、種小名はdiscolor(二色の、異色の)、品種名はdivaricatus(広角に分かれた)+petal(花弁)の意味。("美しい花/異なる色をもつ花/広い角度に分かれた花びら"の意)
・ 和名の由来は、自生地の嘉津宇岳"かつう"、偽球茎が連なったようすをエビに見立てたこと"えびね(海老根)"にちなむ。
・ もともと自生地が少なく、園芸用の採集で減少している。
・ エビネの花言葉は、「忠実」、「謙虚」。
■ REDデータカテゴリー:絶滅危惧?A類(沖縄版)、絶滅危惧?類(環境省版/エビネで掲載)
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↑新葉とともに立ち上がる花茎

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑↓紫褐色、褐色、黄緑色、白色、これらの中間色など花の色は様々。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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↑甘酸っぱいリュウキュウイチゴ
〜 森の恵みに感謝します 〜

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こんにちは、akahigeです。

天を仰ぐ鮮やかな黄色い花に見とれ、レンズを向けました。
まるでまわりの野草と競いあって、我先にと春の訪れにこたえている様でした。

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↑草々から花を覗かせるコキンバイザサ

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■ 和 名:コキンバイザサ(小金梅笹)
■ 学 名:Hypoxis aurea Lour.
■ 科 名:キンバイザサ科(同じ科にキンバイザサなど)
■ 分 布:琉球列島では奄美大島、沖永良部島、沖縄群島、その他の分布地域は関東以西、四国、九州、台湾、中国〜インド、マレーシア
■ 生育環境:陽当たりのよい原野
■ 特 徴:多年生の草本。
■ トピック:
・ 学名については、属名はギリシャ語のhypo(やや)+oxis(酸性)、種小名はaurei(黄金色、金)の意味。"葉に酸味のある、黄金色の花を咲かせるの意味"
・ 和名「小金梅笹(こきんばいざさ)」の由来は、鮮やかな黄金色をした梅の花「金梅(きんばい)」に似ていること、また葉が「笹」に似ていることにちなむ。
・ コキンバイザサの花言葉は、「光を求める」。→まさに生きている様そのものですね。

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↑淡い黄色の花びらで、先端に白い毛が集まる(径1cmくらい)

 

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↑もうすぐ花がひらきます。ゆっくりと少しずつ天にむかって・・・

 

 

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こんにちは、akahigeです。

春の山野草に逢いました。同じ向きにきれいに並んだ小さな花が、春の訪れに歓声をあげているように見えました。
実はこの野草は、"琉球列島の固有種"です。これまでのブログのなかで"○○島の固有種"という内容が時々ありましたが、今回の琉球列島を例に意味を解説しますと・・・

・ まず琉球列島とは、北は鹿児島県の奄美大島・喜界島〜南は沖縄県の波照間島、東は沖縄県の大東諸島〜与那国島までの島々のことをいいます。

・ 固有種とは、その国または地域にしか生息・繁殖しない生物学上の種のことです。

固有種は、大陸から隔たれている島々などで多く見られ、驚くべききことにその限られた地域での同種の絶滅が世界におけるその種の絶滅につながるおそれがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


↑野に咲き乱れるアカボシタツナミソウ(3月下旬)

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■ 和 名:アカボシタツナミソウ(赤星立浪草)
■ 学 名:Scutellaria rubropunctata Hayata
■ 科 名:シソ科(同じ属にコナミキ、ヒメタツナミソウなど)
■ 分 布:琉球列島では奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄群島、魚釣島(琉球列島の固有種)
■ 生育環境:低地、林縁
■ 特 徴:多年生の草本。草丈20〜50cmくらいで草全体に毛を密布する。開花時期は3月頃。
■ トピック:
・ 学名については、属名はラテン語で、ガクの付属物の形よりScutellaria(皿形の)、種小名は花の形よりrubro(赤色の)+punctatus(斑点のある)の意味。
・ 和名の「アカボシ」は,花の模様が星の形に似ることより、「タツナミソウ」は,同じ向きに咲いている花を押し寄せる波(波立ち)に見立てたことにちなむという説がある。
・ タツナミソウの花言葉は、「命を捧げます」。←なぜ、こんな意味なのでしょうか?
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↑向きがそろった花は、波しぶきのように見える。
この時期あちらこちらで見られる。

 

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↑撮影しているとなりで・・・幹から顔をのぞかせるキノボリトカゲ
〜目が合うと、すぐさま木のうえに駆けのぼっていきました〜

 

 

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