2007年6月アーカイブ

こんにちは、akahigeです。

前回の"林縁に生きる植物〜その10"ノアサガオに続いて、とても近い仲間のシロバナノアサガオを紹介します。

070613akahige.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
↑白い花に木漏れ日が射し込む

____________________________________________

■ 和 名:シロバナノアサガオ(白花野朝顔)
■ 学 名:Ipomoea acuminata (Vahl) Roem. & Schult. Albiflora (Stone) Walker
■ 科 名:ヒルガオ科(同じ属にノアサガオ、ソコベニヒルガオ、ネコアサガオなど)
■ 分 布:琉球列島では沖縄島、その他の分布地域はミクロネシア。ノアサガオの分布に比べると分布地域は少ない。
■ 生育環境:海岸〜低地の林縁など
■ 特 徴:多年生のつる性草本。茎は木に絡みはい登り10m以上にもなる。花は白色でしおれる時も白色。
■ トピック:
・ 学名については、属名と種小名は前回(ノアサガオ)と同様。そのあとの"f."は品種を意味し、albifloraは本種が白い花を咲かせることから、ラテン語でalbi「白色」、flore「花」より。
・ 和名の由来は、野生の白い花を咲かせる朝顔より。
・ マント群落を形成する(前回のブログ参考)。
____________________________________________

 

 

 

|

こんにちは、akahigeです。

沖縄は本格的な梅雨に入り曇り空の日がつづいています。そんな天気の晴れ間に、元気よく花を咲かせるノアサガオが目に入りました。

ノアサガオは、繁殖力が旺盛で広範囲にツルを伸ばして木々の上などを覆います。そして、森林の生態系においては"マント群落(ぐんらく)"というものを構成する代表的な植物のひとつで、森にとってとても重要な役割を果たしています。ここでマント群落の役割と特徴をいくつか解説します。

 (1) 林縁に生える植物で、森林にマントのように覆い被さるツルや低木からなる植生のこと。

(2) 林縁における横方向からの光を植物が有効利用することにより、マント状の群落(群落とは何種類かの植物がまとまってつくる植物の集団のこと)を形成している。

(3) 森林の外から射し込む日光や、風の吹き込みなどを減少させ、林内の温湿度や明るさを保つ働きがある。

(4) カーテンをかけた様子に似ることから、"カーテン群落"と呼ばれることもある。

このように、植物たちはその自分自身の生き残りのためだけでなく、森の環境を良好に保つことにも役に立っているのですね。

070610akahige01.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

_______________________________________________

■ 和 名:ノアサガオ(野朝顔)
■ 学 名:Ipomoea acuminata (Vahl) Roem. & Schult
■ 科 名:ヒルガオ科(同じ属にグンバイヒルガオ、アツバアサガオ、カワリバアサガオなど)
■ 分 布:琉球列島では奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄島、宮古島、石垣島、西表島、与那国島など(大東諸島を除く)、その他の分布地域は伊豆七島、紀州以南、南九州、台湾、東南アジア、マレーシア、オーストラリア
■ 生育環境:海岸〜低地の林縁など
■ 特 徴:多年生のつる性草本。茎は木に絡みはい登り10m以上にもなる。花は青〜紫色で
■ トピック:
・ 学名については、属名はラテン語のip(イモ虫)+omoea(同様の)より、物に絡みついてはい登る特徴に由来する。種小名はacuminatus(先が尖った)の意味。
・ 和名の由来は、野生の朝顔より。"アサガオ(朝顔)"は花が朝早く咲くことより。しかし、本州の朝顔にくらべると本種はしおれるのが遅く午後でも咲いていることがある。
・ 花言葉は、「はかない恋」、「愛情の絆」、「明日も爽やかにに」など
_______________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑マント群落を構成するノアサガオ
(マントのように林縁の木々の上を覆う)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑しおれ始めにピンク色に変わる花/p.m.2:00頃撮影

 

 

|

こんにちは、akahigeです。

("やんばる"とは、ここでは沖縄本島北部亜熱帯照葉樹林の意味。)

林道をドライブしていると、真っ赤なヤマモモの果実が目に飛び込んできました。森遊びに来ていたメンバーと大はしゃぎで、収穫しましたよ!完熟した甘い実は、どうやらベテランの野鳥たちが先に食べてしまったようで、少し未熟な程良く甘酸っぱい実を沢山採りました。子供の頃に木登りして食べた思い出のある方もいるのではないでしょうか?

それから、面白いことに木によっては甘味・酸味・渋味・苦味が微妙に異なり、中には紫がかった色で完熟していても酸っぱいものがあったり、逆に薄黄緑がかった未熟なものでも甘かったりと変わった味の果実もありましたよ。
家に帰ってから、毎年恒例のヤマモモ果実酒の仕込みをしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_______________________________________________

■ 和 名:ヤマモモ(山桃または山百百)
■ 学名:Myrica rubra S.& Z.
■ 科 名:ヤマモモ科(同じ属にシロモモなど)
■ 分 布:琉球列島では奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄島、宮古島、石垣島、西表島、与那国島、その他の分布地域は、関東南部以南西〜九州、韓国、台湾、中国、インドシナ、インド。
■ 生育環境:山地
■ 特 徴:高さ1〜2mの常緑高木。雌雄異株(雄と雌の木がある)。果実は赤紫色に熟し甘酸っぱく、生食できるほか果実酒や、ジャムなどにも利用される。結実時期は4〜6月頃。
■ トピック:
・ 学名については、属名はギリシア語のmirike(芳香性のある)より、種小名はおそらくrubro(赤)の意味だと思われる。
・ 和名の由来は、(説1)山でとれる桃の味に似た果実より「山桃」、(説2)山で沢山果実が実ることより「山百百」など諸説ある。
・ 公園や街路で緑化木として植えられる。
・ 樹皮は染料や薬用として利用される。
・ 英名:Bayberry(ベイベリー)、別名:揚梅(ヨウバイ)など。
・ ヤマモモの花言葉は、「一途」、「教訓」など。

_______________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑林道沿いで結実するヤマモモの木         ↑森のなかで見つけたヤマモモの幼木

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



↑収穫して水でさっと洗った果実/色・大きさは様々         

 

070604akahige05.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


↑仕込み終わったヤマモモ酒

 〜 1ヶ月後に味わえますよ♪ 山の恵みに感謝 〜

 

|