2008年6月アーカイブ
この日、西表島の亜熱帯林での撮影を終えて帰りの途中に撮った一枚です。夕暮れの
やわらかい日射しが、草原に生える紫紅色の小さな花々をやさしく包み込んでいました。
この種と同じ仲間にオオバフジボグサ、ホソバフジボグサが西表島には自生するようです
が、いずれも個体数が少なく稀にしかみられないとのことです。いつか会いたいです。
______________________________________________■ 和 名:フジボグサ(藤穂草)
■ 学 名:Uraria crinita (L.) Desv.
■ 科 名:マメ科(同属で琉球列島の自生種はオオバフジボグサ、ホソバフジボグサ)
■ 分 布:琉球列島では、宮古島、石垣島、西表島。その他、台湾、南中国〜インド。
■ 生育環境:陽当たりの良い山裾、原野
■ 特 徴:草丈30〜150cm程になる多年生草本。株全体が細い毛に覆われる。葉は
大きく奇数羽状複葉(5〜9小葉)。茎の先に20〜30cmの筒状の総状の
花序をつけ、淡紫色の花を密につける。開花時期は、5〜9月頃。
■ トピック:
○ 学名の意味は、属名Urariaは「ura(尾)」より長い総状花序を示し、
種小名crinita は「毛で覆われている」よりおそらく株全体が細い毛に
覆われていることちなむ。
○ 和名の「フジボ(藤穂)」は、長い花穂が藤の花のそれに似ていること
にちなむといわれている。
■ REDデータ
カテゴリ:―(沖縄県)、―(環境省)
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皆さん、こんにちは。
実は先週、公園内にある水のプロムナードと呼ばれる池でカワセミを発見しました!
去年カワセミに出会ったときは写真を撮る前に逃げられてしまったので、今回は反省を踏まえて、できるだけゆっくり近づき脅かさないよう気をつけて撮影しました。
初めて生でカワセミのハンティングシーンを見ましたが、獲物を見つけると狙いを定めて、素早く滑空し水中へ突っ込んでいき、捕獲──── あの一連の流れるような技に感動しました。なんとかその技をカメラに収めようと粘りましたが、かなりの望遠でカワセミの動きに合わせてカメラを動かしながらシャッターを切る技術がなく…、上の写真も漫画のように繋げてはいますが、かなりの時間差があります。
そして技術がないながらも粘って撮った、ベストショットな一枚がこれ↓
図鑑で見るより、背中の青色がとても鮮やかできれいでした。
でも、この青色は光の加減で青色に見ているだけで、本来の色とは違うようです。
シャボン玉と同じ原理だとか。。
ともあれ公園内でまたいつ会えるか分からないですが、また出会ってみたいものです。
皆さんもぜひ海洋博公園へお越しの際は、水辺でハンティングするカワセミの姿を探してみて下さいね♪
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カワセミ(翡翠)
学名:Alcedo atthis
科名:カワセミ科
分布:全国に留鳥として分布。
平地から山地の水辺に生息。魚や水生昆虫を食べる。
繁殖期にはオスがメスに獲物をプレゼントする「求愛給餌」行動がみられる。
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梅雨は明けましたが、台風の影響か、かたぶい(スコール)&雷注意報が続いてますね。
今日は熱帯ドリームセンターでみられる沖縄の夏野菜についてお届けします。
まずは沖縄野菜の代表選手!ニガウリです。
ごーやーといった方がピンと来るかもしれませんね。ごーやーはニガウリの方言名で、ウリ科のツル性植物です。雌花と雄花があって、雌花の付け根(子房)は花が咲いているうちから立派なミニごーやーです。
受粉をするとこのミニごーやーがむくむくと大きくなり、食べごろを迎えます。ごーやーは雌花より雄花が多いので、花がよく咲くわりに果実は少なめのようです。
熱帯ドリームセンターでは南中庭に4月に植え付けた苗がぐんぐん大きくなって、もう食べごろの実をつけています。ごーやーの果実をみると夏を実感します。
さて、ごーやーの反対側で同じようにぐんぐん伸びている植物があります。ヘチマです。
ヘチマは方言名をなーべらーといい、ごーやーと同じウリ科のツル性植物です。雌花と雄花がありますが、今日はもうしぼんだ雌花しか見つけられませんでした。やっぱり付け根は立派なミニヘチマですね。本土ではヘチマは食用にしないようですが、沖縄ではよく食べます。こちらももう食べごろの実をつけています。
ではもう一つ、、、パパイヤ科のパパイヤです。
熱帯の果物として有名ですが、沖縄では野菜としても利用します。熟する前の果実を千切りにして炒め物にします。
熱帯ドリームセンターでは館内のいたるところにパパイヤがあります。熟した果実は鳥も好きなようで、よく食べられたあとがあります。
これらの野菜(果実)は熱帯ドリームセンターのスナック「スコール」のメニューに使われています。メニュ−の紹介は次回のお楽しみにします。
沖縄の食文化にも触れることができる熱帯ドリームセンターにぜひお越し下さい。
梅雨明けでいよいよ夏本番。そんな日差しの強い中、ほっと一息つける場所をご紹介します。
ドリームセンター内、アフリカゾーンのこの一角。
こんなすてきな休憩コーナーがあるんです(^ー^)♪
マイ水筒を持参して家族と休んで良し、恋人とくつろいで良し、一人で読書をするのもまた良し。半日陰で風通しもとてもよく、涼しく快適です。
ご来館の際にはぜひご活用くださいね。
やんばる姫Kです。沖縄は梅雨明けし、毎日暑い日が続いています。
皆さんのところはどうですか?
今朝、黄金色に光るオオゴマダラという日本最大の蝶のさなぎをみつけました〜♪
オオゴマダラ
科名:マダラチョウ科
食草:ホウライカガミ
分布:自然の状態で生活しているのは、国内では沖縄だけです。


↑これが羽化したばかりの成虫です!
皆さん、こんにちは!
熱帯ドリームセンターにて好評開催中のサンダンカまつりですが、もうご覧になりましたか?
普段見慣れている赤やオレンジのサンダンカの他に、白、黄色、ピンクといった色とりどりのサンダンカを見ることができます。
今日の写真は、ベニデマリ(紅手毬)とナガサキアゲハ。
名のとおり、まあるく密集して咲いた花が可愛らしいですよね。 別名コバノサンダンカと呼ばれるベニデマリは、普通のサンダンカに比べ花も葉も小さく、また花弁の先端が尖っているのが特徴です。
展示会では、いろんな種類のサンダンカを揃えていますので、一つ一つ観察して違いを発見してみるのも面白いですよ。 ぜひ期間中に一度お越し下さい。 お待ちしています♪
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ベニデマリ(別名:コバノサンダンカ)
学名:Ixora coccinea L.
科名:アカネ科
原産・分布:インド
花はアジサイのように小さな花が密につく。日当たりのよい酸性土壌を好む。
生垣や公園などの植栽に利用されることが多い。
ナガサキアゲハ
学名:Papilio memnon Linnaeus
科名:アゲハチョウ科
分布:東南アジア、中国、台湾、日本(近畿以南から南西諸島)
日本ではオオゴマダラに次ぐ大きさで、オスよりメス個体の方が大きい。
日本の奄美や沖縄など南に生息する個体は、メスの白色部が広くなる傾向がある。
幼虫の食草はミカン、カラタチなどのミカン科植物。
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みなさんこんにちは。
梅雨でお天気がすぐれず蒸し暑い日に、おすすめなスポットを紹介します。
熱帯ドリームセンターにはちょっとしたギャラリーがあるんです。
遠見台入口付近で、見落としがちなこの場所。
館内はひんやりと涼しく、時間によっては太陽の光が差し込んで
とてもくつろぎやすい空間です。
暑い日は、ぜひ熱帯ドリームセンターのギャラリーで涼みながら植物検索をしてみては
いかがでしょうか。
ご来館をお待ちしております♪
西表島の固有種で、岩壁に自生する蘭の仲間を紹介します。網目模様で艶やかな葉と、自生地のざらついた岩肌とのコントラストがとても印象的でした。
ちなみに、“固有種(こゆうしゅ)”とは、その国または地域でのみ生育・繁殖することのできる生物学上の種のことです。大陸などから隔たれている島嶼などで多く見られます。よって、地域の個体群の絶滅が、すぐにその種の絶滅につながるので、保護の対象として重要な種といえます。
______________________________________________■ 和 名:イリオモテトンボソウ(西表蜻蛉草)
■ 学 名:Platanthera stenoglossa Hayata ssp. iriomotensis (Masam.) K.Inoue
■ 科 名:ラン科(同属で琉球列島の自生種は、ソノハラトンボ)
■ 分 布:西表島(固有種)
■ 生育環境:低地〜山地の河岸または海岸の岩壁(波しぶきをかぶることもある)
■ 特 徴:小形の常緑多年草(地生蘭)。地中に塊根があり、茎は花茎を含め長さ20cm
程になり、地表近くの根元に2〜4の葉をつける。葉は卵形で網目状に脈が
あり、長さ3〜7cm。花は花茎に5〜10花つき、淡緑色。
開花時期は3〜7月頃。
■ トピック:
○ 学名の意味は、属名Platanthera は「plant(広い)+anthera(葯)」より
葯隔が広いこと、種小名stenoglossa は「狭舌の」よりおそらく舌弁が狭
いこと、ssp.(亜種)のiriomotensisは「西表島に産する」にちなむ。
○ 和名の由来は、「イリオモテ」は西表に産すること、「トンボソウ」は花
の姿を昆虫のトンボに見立てていることにちなむ。
○ もともと自生地と個体数が少ない上、園芸用の採集により減少している。
■ REDデータ
カテゴリ:絶滅危惧IB類(沖縄県)、絶滅危惧IA類(環境省)
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今日は熱帯ドリームセンターで開花した、珍しい花木を紹介します。
科・属名:ノウゼンカズラ科マヨデンドロン属
学名:Mayodendron igneum
中国名:火焼木
原産地:中国南部〜タイ、ミャンマー
特徴:樹高約7mになる高木で、木全体をオレンジ色の花が覆う姿は中国名の「火焼木」そのもの!
とても見応えのある花木です。果実も独特の形をしており、花と同時に鑑賞できます。
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日本国内では導入例が少なく、特に沖縄では初公開と考えられます。
めったにないこの機会に、是非、熱帯ドリームセンターにお越し下さい。
最近は天気が悪くてむしむししますね。
今日は熱帯ドリームセンターの新しい仲間を紹介します。
回廊棟のアフリカ区にお目見えしたのはリュウケツジュです。この株は長いあいだドリームセンターのバックヤードで栽培されていたもので、今年の春に開花しました。
■■■■■■■■■■■ リュウケツジュ ■■■■■■■■■■■■科・属名:リュウゼツラン科リュウケツジュ属
学名:Dracaena draco
原産地:カナリア諸島
特徴:リュウケツジュ属のなかでは最も大きくなる種で、高さ20m以上になります。幼木は観葉植物として利用されます。とても長命な植物で、樹齢6000 年〜7000年と推定された個体もあったようです。また、薬用や染料として利用される樹液は暗赤色をしており、それが「竜の血」と呼ばれることから、和名がリュウケツジュとなったようです。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
このリュウケツジュは高さ3m、幹周り60cmでなかなか大きく、移植は通常クレーン等の重機を使って行います。しかし、熱帯ドリームセンターは迷宮ですので、重機が入るような園路がなく、人力での作業になりました。
その行程は試行錯誤、汗水流し、大変な作業でした。大人の男性7人掛かりでやっとです。その行程を紹介します。

幹に傷をつけないよう注意して作業しましたが、残念ながら少し流血してしまったようです、、、、
こんなに苦労して移植したリュウケツジュ、今年はみなさんに開花をみていただけなかったので、来年は是非見ていただきたいと思います。
野生植物を撮影するために1年ぶりに西表島へ行ってきました。地元の船頭さんに舟を出してもらい、マングローブ林にかこまれる川をのぼり、途中の桟橋から大滝へ向けトレッキングコースを歩きました。森のなかでは、リュウキュウアカショウビンが“キョロロロロー”と尻下がりにさえずり、ツルアダンの花があちこちに咲き甘い芳香を漂わせていました。
______________________________________________■ 和 名:ツルアダン(蔓阿檀)
■ 学 名:Freycinetia formosana Hemsl.
■ 科 名:タコノキ科(同属で琉球列島の自生種はヒメツルアダン )
■ 分 布:琉球列島では、石垣島、西表島。
その他の分布は台湾、フィリピン(バタン列島)。
■ 生育環境:山地
■ 特 徴:断崖から下垂、または気根を着生させ樹幹をよじ登る長さ10m以上に達する
大型の藤本。葉は細長く剣状。花は茎先に、淡黄色の包葉の間から数個の
肉穂花序を出し、強い芳香を有す。同じ開花時期は5〜6月頃。
■ トピック:
○ 学名の意味は、属名Freycinetiaは「フランスの海洋探検家(名前)」
より、種小名formosanaは「台湾の」より台湾に産することにちなむ。
○ 和名の「ツル(蔓)」は、樹幹をよじ登る性質より、「アダン(阿檀)」
の由来は不明。
○ 西表島では「ヤンダル、ヤンダヌ(方言名)」と呼ばれる。
○ 包葉(ほうよう)は生食でき、子供のおやつ代わりとして食べられてい
た。実際に食べてみたところ、初め苦味が舌を刺激するが、同時にしっか
りとした甘みと芳香が口のなかにひろがる。
■ REDデータ
カテゴリ:―(沖縄版)、―(環境省版)
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<沖縄県の自生植物 Vol.64>

