ツルアダン 西表島に生きる植物9

 こんにちは、akahigeです。
 野生植物を撮影するために1年ぶりに西表島へ行ってきました。地元の船頭さんに舟を出してもらい、マングローブ林にかこまれる川をのぼり、途中の桟橋から大滝へ向けトレッキングコースを歩きました。森のなかでは、リュウキュウアカショウビンが“キョロロロロー”と尻下がりにさえずり、ツルアダンの花があちこちに咲き甘い芳香を漂わせていました。

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 ■ 和  名:ツルアダン(蔓阿檀)
 ■ 学  名:Freycinetia formosana Hemsl.
 ■ 科  名:タコノキ科(同属で琉球列島の自生種はヒメツルアダン )
 ■ 分  布:琉球列島では、石垣島、西表島。
        その他の分布は台湾、フィリピン(バタン列島)。
 ■ 生育環境:山地
 ■ 特  徴:断崖から下垂、または気根を着生させ樹幹をよじ登る長さ10m以上に達する
        大型の藤本。葉は細長く剣状。花は茎先に、淡黄色の包葉の間から数個の
        肉穂花序を出し、強い芳香を有す。同じ開花時期は5〜6月頃。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Freycinetiaは「フランスの海洋探検家(名前)」
         より、種小名formosanaは「台湾の」より台湾に産することにちなむ。
       ○ 和名の「ツル(蔓)」は、樹幹をよじ登る性質より、「アダン(阿檀)」
         の由来は不明。
       ○ 西表島では「ヤンダル、ヤンダヌ(方言名)」と呼ばれる。
       ○ 包葉(ほうよう)は生食でき、子供のおやつ代わりとして食べられてい
         た。実際に食べてみたところ、初め苦味が舌を刺激するが、同時にしっか
         りとした甘みと芳香が口のなかにひろがる。
 ■ REDデータ
   カテゴリ:―(沖縄版)、―(環境省版)
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気根を樹幹に着生させよじ登る


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淡黄色〜緑色の包葉と穂状の花



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生の包葉をわさび醤油で食べてみた/子供がおやつ代わりに食べたという



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結実(9月頃)/円筒形の集合果




<沖縄県の自生植物 Vol.64>






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