イヌドクサ 湿地に生きる植物1

 こんにちは、akahigeです。新シリーズ「湿地に生きる植物」を追加しました。
 湿地とは、広い意味で湖、干潟、マングローブ、沼、水田、ため池など淡水・海水・汽水(淡水+海水)が浸かるまたは定期的に水に覆われる低地をいう。湿地には水生植物や水生生物、それらを餌とする昆虫や鳥類の重要な生育・生息場所となっている。
 ときに、人間の利用の場として開発の対象となる。河川はダム建設、干潟やマングローブは埋立てなどが行われる。湿地生物の生育・生息環境として重要な地域であるため、条約や法令により保全・保護が図られている(ラムサール条約や鳥獣保護区等の登録・指定)。

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 ■ 和  名:イヌドクサ(犬木賊・犬砥草)
 ■ 別  名:カワラドクサ(河原木賊・河原砥草)
 ■ 学  名:Equisetum ramosissimum Desf. var. japonicum Milde
 ■ 科  名:トクサ科(同科同属で琉球列島の自生種はない。)
 ■ 分  布:琉球列島では奄美大島、喜界島、沖縄島、その他の分布は本州、四国、
        九州、種子島、台湾、中国、ヨーロッパ南部、アフリカ。
 ■ 生育環境:河原や水田畦など日当りのより水湿地
 ■ 特  徴:常緑の多年生シダ植物。地下茎は地中を匍匐し、地上茎は直立する。茎には
        節があり分岐する。葉は輪生し長さ3〜5mm。胞子のう穂は茎の先につき、
        長さ1〜2cm。開花時期は 7〜9月頃。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Equisetumは「equi(馬)+setum(剛毛)」より
         細い枝を多数出し段々に輪生すること、種小名ramosissimumは「多分枝
         の」、japonicumは「日本に産する」より。
       ○ 和名の由来は、イヌは「〜に似ているが役に立たない」、トクサは
         「(砥ぐ草)→とくさ」よりざらざらした堅い茎を木材や爪などを磨く
         のに使うことにちなむ。これらより「トクサに似ているが磨くことには
         使えず役にたたない。」という意味になるのであろう。
       ○ もともと個体数が限られるうえ、開発などにより減少している。
 ■ REDデータ
   カテゴリ:絶滅危惧II類(沖縄県)、―(環境省)
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節から分枝する新しい茎/緑黄色が美しい



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地下茎が匍匐して広がる/水田の畦にて



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胞子のう穂/同じ属のツクシと似ている






<沖縄県の自生植物 Vol.73>






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