2008年11月アーカイブ

 こんにちはakahigeです。
 世界の亜熱帯地域の森は、人間による開発により自然のままで残されているところが少ない。ここ西表島は全面積の9割が自然のままの亜熱帯降雨林で被われているという貴重なところである。自然度の高いこの森では動植物の種類も多く生物学的にも注目されている。また、春の梅雨や夏の台風、冬の季節風によって多量の雨がもたらされ、水も豊かな島であり、仲間川・浦内川・仲良川、マリュドゥの滝・カンピレーの滝・マヤグスクの滝など、大きな川や滝が多い。
 今回は、滝の断崖に生育する植物を紹介する。

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 ■ 和  名:ヒナヨシ(雛葦)
 ■ 学  名:Arundo formosana Hack.
 ■ 科  名:イネ科(同属で琉球列島の自生種はダンチク。)
 ■ 分  布:琉球列島では西表島。その他の分布は、台湾。
 ■ 生育環境:断崖
 ■ 特  徴:断崖などから下垂する大形の常緑多年生草本。稈は木質状で、草丈50〜
        100cm程度。 葉は笹のように細長く10cm〜20cmくらい。夏〜秋頃に
        かけて小穂がつく。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Arundoは「稈、葦」より竹のような稈(かん)を
         有し、葦(ヨシ、アシ)の特徴に似ること、種小名formosanaは「台湾
         の」より台湾に産 することにちなむ。
       ○ 和名の由来は、おそらく雛(ひな)は「小さい」、葦(よし)は「葦に似
         ている」より、本種が葦に似ていて小さいことにちなむ。
       ○ 西表島では有毒植物といわれ、お箸などに用いない。方言で「ドクタケ」
         とよばれている。
 ■ REDデータ
   カテゴリ:―(沖縄県)、―(環境省)
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枝先につく小穂



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滝の断崖

(ヒナヨシ:写真右の滝のとなり)





<沖縄県の自生植物 Vol.78>




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 こんにちはakahigeです。
 西表島の海岸や山では、今夏に直撃した台風の爪痕が残っていた。樹林に覆われていつもは暗い林内が、倒木や土砂崩れにより、森にポッカリと隙間(=専門用語で「ギャップ」)ができていた。コミダケシダの生育地も林床まで光が射し込み、葉焼けしている植物もあった。「ギャップ」とは、いろいろな撹乱(=かくらん:台風などによる倒木・土砂崩れ・大枝の折れや落枝・病気や寿命による枯死など)によってできる森林内の隙間のこと。
 ギャップでは、はじめに生育に比較的多い光が必要な樹木など(先駆種や陽樹)が生長する。それらが背を伸ばした後に、やがて比較的少ない光で育つ樹木(陰樹)が伸びて元の森に戻る。成熟した天然林(極相林)はこのように、攪乱と修復の繰り返しで生き続ける。ギャップは、森林の部分的な若返りの大事な要素であるといってもよい。


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 ■ 和  名:コミダケシダ(古見岳羊歯)
 ■ 学  名:Ctenitis eatoni (Bak.) Ching var. iriomotensis H. Ito
 ■ 科  名:オシダ科(同属で琉球列島の自生種はホラカグマ、カツモウイノデ。)
 ■ 分  布:琉球列島では西表島。その他の分布はなし。
 ■ 生育環境:山地の湿った岩壁
 ■ 特  徴:常緑の多年生のシダ植物。根茎は短く斜上する。葉は束生し、1〜2回羽状
        となり、最下の羽片はやや大きく切れこむ。胞子嚢群は円腎形で、毛のある
        包膜に包まれる。基本変種のホラカグマに似るが小形で、葉は細長い三角形
        状で、長さ10〜12cm、幅5cm、羽片は小さく短い。
 ■ トピック:
       ○ 西表島の固有変種。
       ○ 学名の意味は、属名Ctenitisは「櫛(くし)状の形」より葉が櫛の形に似る
         ことにちなみ、種小名eatoniは不明、変種名 iriomotensisは「西表島に産す
         る」。
       ○ 和名の由来は、自生地の古見岳(こみだけ;標高469m)にちなむ。
       ○ もともと個体数が少ないうえ、採集などで減少している。
       ○ 同属のホラカグマに似ており、移行形が知られる。基本変種のホラカグマ
         は主に石灰岩上に生えるなど、形態や生育環境が異なるといわれる。
 ■ REDデータ
   カテゴリ:絶滅危惧II類(沖縄県)、絶滅危惧II類(環境省)
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胞子嚢群(葉の裏側)



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古見岳はこれら山々の奥
(台風による塩害や倒木などで森の所々に隙間“ギャップ”がある)





<沖縄県の自生植物 Vol.77>





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 こんにちは!やんばる姫kです。今日はドリームセンター内にあるフラワーショップ「南国」について紹介します。ランはもちろんのこと、観葉植物や果実の苗木販売もしています。(※季節によって販売する植物は異なります。)↓


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現在、「ブーゲンビレア展」開催中ということもあり、数種類の苗木の販売もしています。
(全国発送もできますよ!)
お気軽にお立ち寄りくださ〜い(^0^)/ ↓

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 こんにちはakahigeです。
 先日、西表島の山奥へ訪れ、登山ルートでは大きな岩壁や岩道、滝、森中をかけめぐるツル性植物のモダマやツルアダンなどダイナミックな自然に触れることができ心身ともに癒された。地元の方の案内のおかげで目的のツノギリソウを撮ることができ喜びにひたった。
 この植物の和名は漢字表記で「角切草(つのぎりそう)」。文献によると外国産の同属の実の形は、水牛の鋭い角(つの)に似ている。きっと和名の由来と関係があるのだろう。実のなる時期に、再び御地へ行きたい。

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 ■ 和  名:ツノギリソウ(角切草)
 ■ 学  名:Hemiboea bicornuta (Hayata) Ohwi
 ■ 科  名:イワタバコ科(同属で琉球列島の自生種はない。)
 ■ 分  布:琉球列島では石垣島、西表島、与那国島。その他の分布は台湾。
 ■ 生育環境:山地の林床のやや湿った場所
 ■ 特  徴:草丈30〜100cm程の多年草。茎は直立しやや多肉質、下部は地上を匍匐す
        る。葉は少し鎌形に湾曲した楕円形で、長さ10〜 20cmとやや大きめ。葉先
        は尖り、細かい歯牙がある。花は筒形で長さ2〜4cm、花冠は白色で、内面に
        は赤紫〜橙色の模様がある。円筒形の実は長さ2cm程で角のような形となり
        斜上し通常対につく。開花時期は10月から11月頃。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Hemiboeaは「Hemi(半分)+boea(フランス植物
         学者Beau Cammerson)」よりboea(スミレイワギリ属)に少し似ている
         こと、種小名bicornutaは「二角の」よりおそらく動物の角の形に似た実に
         ちなむ。
       ○ 和名の由来は、おそらく実が動物の角の形に似ていることからか。
 ■ REDデータ
   カテゴリ:―(沖縄県)、―(環境省)
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上下の個体は自生する山や沢が異なり、同種でも花の内側の斑点模様に変異が見られる

081105akahige03.jpg上の花に比べピンクの斑点が多い




<沖縄県の自生植物 Vol.76>



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 こんにちは!やんばる姫Sです。今日11月1日(土)より熱帯ドリームセンターにてブーゲンビレア展が開催されました!(※11月30日(日)まで)
 白、ピンク、赤、紫、黄色、オレンジ色など色鮮やかなブーゲンビレアはお客様からも大人気です。
 土日祝日のPM1:30からは先着20名様にブーゲンビレアの苗をプレゼントしています!
 
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 沖縄県宜野湾市からお越しの畑山様↓
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「ひとつの木から色んな色が出てとてもきれい!」という感想をいただきました!ありがとうございました。(^0^)
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