エノキフジ 宮古島に生きる植物3

 こんにちはakahigeです。
 昨年の3月上旬、調査目的で宮古島に訪れた。滞在中は静かな春雨が降り続いた。雨に濡れた植物の姿が目に映り、陽のあたる姿と同様に生命の息吹を感じた。和名のエノキフジは、漢字で表記すると「榎藤」であろうか、文献をあさったが詳しいことはわからない。漢字から和名の由来を推測すると、葉の形がニレ科の「榎」の葉、そして房状に咲く花もしくは蕾(つぼみ)がマメ科のツル植物「藤」のそれに似ているからか。いずれにせよ推測の推測、もう一度詳しく調べなくてはならない。


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 ■ 和 名:エノキフジ(榎藤?)
 ■ 学 名:Discocleidion ulmifolium (Mull.―Arg.) Pax et Hoffmann
 ■ 科 名:トウダイグサ科(同属で琉球列島の自生種はない。)
 ■ 分 布:琉球列島では奄美大島、徳之島、伊平屋島、伊是名島、久米島、宮古島、石垣島、
             西表島。その他の分布は台湾。
 ■ 生育環境:山地の林縁
 ■ 特 徴:常緑高木または小高木。葉は卵状長楕円形で、長さ6.5〜10cm。雌雄異株で、雄花
              は葉より長く円錐花序、雌花は総状花序につき葉より短い。開花時期は春。
 ■ トピック :
       ○ 学名の意味は、属名Discocleidionは不明、種小名ulmifolium はおそらく「ulmus
          (ニレ科のような)」より形態がニレ科の植物に似ることにちなむ。
       ○ 和名の由来は、エノキは「葉の形が榎に似ること?」、フジは「花や蕾のつき方が藤に
          似ること?」にちなむかどうかは、あくまでも推測。
       ○ 奄美大島が分布域の北限。
       ○ もともと自生地と個体数が限られるうえ、開発などにより減少している。
 ■ REDデータ
    カテゴリ:絶滅危惧IB類(沖縄県)、絶滅危惧IA類(環境省)
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雌花




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雄花






<沖縄県の自生植物 Vol.85>




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