アリサンムヨウラン やんばるの森に生きる植物38 (沖縄県の野生植物)

 こんにちはakahigeです。
 十数株も密生し、さらに満開に近い状態の本種を自生地で見るのは今回がはじめて。シャッターを切るのに自然と熱が入った。和名の由来になっている阿里山(台湾の地名)ではどのような野生の姿をしているのだろうか、一度は訪れたい。

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 ■ 和  名:アリサンムヨウラン(阿里山無葉蘭)
 ■ 学  名:Cheirostylis takeoi (Hayata) Schltr.
 ■ 科  名:ラン科(同属で琉球列島の自生種はリュウキュウカイロラン。)
 ■ 分  布:琉球列島では奄美大島、沖縄島、久米島。
               その他の分布は台湾。
 ■ 生育環境:山地の石灰岩地の自然林の林床(沖縄島)、非石灰岩地(奄美大島)
 ■ 特  徴:花茎を含め草丈10〜20cmになる常緑の多年草。茎はやや膨らみ匍匐し、先は直立
               する。葉は2〜5葉を互生し、卵形で長さ2〜4.5cm、淡緑色。総状花序は頂生し、
               白く3〜5花で、平開せず、萼片は瘉合し筒状となり、花弁は長楕円状倒披針形、
               長さ5〜6mm、唇弁は長さ5〜6mm、舌状で全縁。花は、3月から4月頃に咲く。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Cheirostylisは「cheir(手)+stylis(花柱)」より葯床
         が裂片状になっている状態を手にみたてている。種小名takeoiは不明。
       ○ 和名の由来は、アリサンは「阿里山に産する」、ムヨウランは「無葉蘭」より、
         最初に台湾の阿里山(地名)産の無葉の標本で記載されたことにちなむ。
       ○ 琉球列島と台湾の固有種である。
       ○ もともと自生地と個体数が少ないうえ、自然林の伐採や園芸用の採集で減少して
         いる。
 ■ REDデータ
   カテゴリ:絶滅危惧IA類(沖縄県)、絶滅危惧IA類(環境省)
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アリサンムヨウランの花/うっすら桃色がかった花弁



090405akahige03.jpgやや膨らみ匍匐する茎/少し凸凹状





<沖縄県の野生植物 Vol.88>



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