2009年8月アーカイブ
こんにちは、akahigeです。今回で「〜に生きる植物」シリーズは100回目を迎えました。今後も沖縄県の野生植物をできるかぎり多く紹介していきます。
マツムラソウ(松村草)が自然のなかで逞しく生きているそのままの姿を撮ることを目的に、片道3時間を越える道のりを蒸し暑い西表島の樹林のなか、ひた歩いた。時間制限のある長い道のりでの撮影や山川歩きはあまり経験がなかった。歩き方、給水の配分、時間配分、山や撮影での集団行動のルール、植物写真を撮るための心得と機材、持参したバックパックの中身で不必要なものと必要だったものなど、自然からそして野生植物を愛する先輩方から学ぶことが多かった。この撮影行は一生忘れない。
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■ 和 名:マツムラソウ(松村草)
■ 学 名:Titanotrichum oldhami (Hemsl.) Soler.
■ 科 名:イワタバコ科(単型属)
■ 分 布:琉球列島では石垣島、西表島。その他の分布は台湾、中国南部。
■ 生育環境:自然林内の川沿いの水が滴る湿った崖面に着生
■ 特 徴:草丈15〜30cm程の常緑の多年草。全体に柔らかい粗毛がある。葉は対生し卵状
長楕円形。花は黄色で、花冠の内面には赤い模様があり、総状花序を頂生する。
開花の時期は6〜10月頃。
■ トピック:
○ 学名の由来は、Titanotrichumは「titanos(石灰、石膏)+trichum(毛)」より
毛から石灰を分泌することにちなみ、oldhami は不明。
○ 和名の由来は、小石川植物園の初代園長であった植物学者の松村任三氏を記念
して命名された。
○ 単型属(=マツムラソウ属は本種マツムラソウのただ一種から成る)をなす
特異な種である。
○ 沖縄県は分布域の東限になり、日本で唯一の産地。
○ もともと自生地と個体数が少ないうえ、園芸用の採集により減少している。
■ REDデータ
カテゴリ:絶滅危惧II類(沖縄県)、絶滅危惧II類(環境省)
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マツムラソウ(松村草)が自然のなかで逞しく生きているそのままの姿を撮ることを目的に、片道3時間を越える道のりを蒸し暑い西表島の樹林のなか、ひた歩いた。時間制限のある長い道のりでの撮影や山川歩きはあまり経験がなかった。歩き方、給水の配分、時間配分、山や撮影での集団行動のルール、植物写真を撮るための心得と機材、持参したバックパックの中身で不必要なものと必要だったものなど、自然からそして野生植物を愛する先輩方から学ぶことが多かった。この撮影行は一生忘れない。
______________________________________________■ 和 名:マツムラソウ(松村草)
■ 学 名:Titanotrichum oldhami (Hemsl.) Soler.
■ 科 名:イワタバコ科(単型属)
■ 分 布:琉球列島では石垣島、西表島。その他の分布は台湾、中国南部。
■ 生育環境:自然林内の川沿いの水が滴る湿った崖面に着生
■ 特 徴:草丈15〜30cm程の常緑の多年草。全体に柔らかい粗毛がある。葉は対生し卵状
長楕円形。花は黄色で、花冠の内面には赤い模様があり、総状花序を頂生する。
開花の時期は6〜10月頃。
■ トピック:
○ 学名の由来は、Titanotrichumは「titanos(石灰、石膏)+trichum(毛)」より
毛から石灰を分泌することにちなみ、oldhami は不明。
○ 和名の由来は、小石川植物園の初代園長であった植物学者の松村任三氏を記念
して命名された。
○ 単型属(=マツムラソウ属は本種マツムラソウのただ一種から成る)をなす
特異な種である。
○ 沖縄県は分布域の東限になり、日本で唯一の産地。
○ もともと自生地と個体数が少ないうえ、園芸用の採集により減少している。
■ REDデータ
カテゴリ:絶滅危惧II類(沖縄県)、絶滅危惧II類(環境省)
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花/光沢のある黄色地に赤茶色の模様が入る
<沖縄県の野生植物 Vol.100>
こんにちは、akahigeです。
真夏日和のこの時節、さらりさらり流れる小川のせせらぎを聞きながら、森を歩くのはとても心地良い。暑さで朦朧としていても、川の水の冷たさと美味しい空気で目が覚め頭も冴えてくる。ハシカンボクの桃色の小さな花々はもちろん可愛らしいが、葉の薄くやわらかい質感と青みがかった緑の色が涼を想わせなんとも清々しい気分になる。
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■ 和 名: ハシカンボク(波志干木)
■ 学 名:Bredia hirsta Bl.
■ 科 名:ノボタン科(同属で琉球列島の自生種はヤエヤマノボタン、コバノミヤマノボタン)
■ 分 布:琉球列島では奄美大島、徳之島、沖縄島、石垣島、西表島、与那国島。
その他の分布は大隅半島南端、種子島、屋久島以南。
■ 生育環境:山地のやや湿った場所
■ 特 徴:樹高30〜100cm程の小高木。茎は直立し細かい毛を有する。葉は互性し卵状
長楕円形で先端は尖り、5〜7本の葉脈が縦に入る。花は淡い桃〜紅色になり
径1.5cm程で枝先に集散花序に集まって沢山咲く。開花時期は7月〜3月頃。
■ トピック:
○学名の意味は、属名Brediaは「オランダ植物学者のJ.G.S van Bred」より、種小名hirsta
は 不明。
○ 和名の由来は不明。
■ REDデータ
カテゴリ:―(沖縄県)、―(環境省)
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<沖縄県の自生植物 Vol.99>
真夏日和のこの時節、さらりさらり流れる小川のせせらぎを聞きながら、森を歩くのはとても心地良い。暑さで朦朧としていても、川の水の冷たさと美味しい空気で目が覚め頭も冴えてくる。ハシカンボクの桃色の小さな花々はもちろん可愛らしいが、葉の薄くやわらかい質感と青みがかった緑の色が涼を想わせなんとも清々しい気分になる。
______________________________________________■ 和 名: ハシカンボク(波志干木)
■ 学 名:Bredia hirsta Bl.
■ 科 名:ノボタン科(同属で琉球列島の自生種はヤエヤマノボタン、コバノミヤマノボタン)
■ 分 布:琉球列島では奄美大島、徳之島、沖縄島、石垣島、西表島、与那国島。
その他の分布は大隅半島南端、種子島、屋久島以南。
■ 生育環境:山地のやや湿った場所
■ 特 徴:樹高30〜100cm程の小高木。茎は直立し細かい毛を有する。葉は互性し卵状
長楕円形で先端は尖り、5〜7本の葉脈が縦に入る。花は淡い桃〜紅色になり
径1.5cm程で枝先に集散花序に集まって沢山咲く。開花時期は7月〜3月頃。
■ トピック:
○学名の意味は、属名Brediaは「オランダ植物学者のJ.G.S van Bred」より、種小名hirsta
は 不明。
○ 和名の由来は不明。
■ REDデータ
カテゴリ:―(沖縄県)、―(環境省)
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ハシカンボクの花/淡い桃色が美しい
ハシカンボクが自生する渓流域
ハシカンボクが自生する渓流域<沖縄県の自生植物 Vol.99>
この夏、海洋博公園にまだ遊びに来られていない方、
熱帯ドリームセンターまで足をのばしてみませんか〜???
当館では、8月いっぱいまでの土日限定のイベントが盛りだくさんです。
その中で今回、やんばる姫おススメが、
館内にある無料休憩所「スコール」内での無料試食会(13:00〜14:00)です☆


旬のフルーツを食べながら、ソファに腰掛けて窓の景色を眺める、、、なんて優雅なひととき♪
一瞬ですが、暑さを忘れます。
あわせて、土日限定イベント「ハス乗り体験会」「苗木の無料配布」「食虫植物観察会」も
お楽しみ下さい。
注:時間や数に限りがございますので、詳しくはスタッフまでおたずねください。

バナナ(セニョリータ)一体どんな味がするのでしょうね(^ー^)
<耳より情報>
熱帯ドリームセンターに一番近い駐車場がオープンしました!
海洋博公園へ到着しましたら、P8という看板を目印にお越し下さい。
熱帯ドリームセンターまで足をのばしてみませんか〜???
当館では、8月いっぱいまでの土日限定のイベントが盛りだくさんです。
その中で今回、やんばる姫おススメが、
館内にある無料休憩所「スコール」内での無料試食会(13:00〜14:00)です☆
旬のフルーツを食べながら、ソファに腰掛けて窓の景色を眺める、、、なんて優雅なひととき♪
一瞬ですが、暑さを忘れます。
あわせて、土日限定イベント「ハス乗り体験会」「苗木の無料配布」「食虫植物観察会」も
お楽しみ下さい。
注:時間や数に限りがございますので、詳しくはスタッフまでおたずねください。
バナナ(セニョリータ)一体どんな味がするのでしょうね(^ー^)
<耳より情報>
熱帯ドリームセンターに一番近い駐車場がオープンしました!
海洋博公園へ到着しましたら、P8という看板を目印にお越し下さい。
こんにちは、akahigeです。
夏夜に咲くカラスウリの花に魅かれ、仕事帰りや夜中にふと山林へ足をはこぶことがある。白く繊細な花が暗闇のなか咲く光景は幻想的である。この時節、沖縄ではオオカラスウリ(大唐朱瓜)やリュウキュウカラスウリ(琉球唐朱瓜)など、数種のカラスウリの花が道沿いや林縁で見られる。
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■ 和 名:ケカラスウリ(毛唐朱瓜・毛烏瓜)
■ 学 名:Trichosanthes ovigera Bl.
■ 科 名:ウリ科(同属で琉球列島の自生種はイシガキカラスウリ、オオカラスウリなど)
■ 分 布:琉球列島では各島。その他の分布は大隅半島南端、種子島、屋久島以南。
■ 生育環境:山地路傍や林縁
■ 特 徴:長さ3〜5mに達する多年生のツル植物。葉と対になる巻きひげで他の植物の
枝葉などに巻きついて伸びる。葉は円心形で3〜5裂に浅く入る。葉の
裏面には短い軟毛が密布する。雌雄異株。開花時期は6〜8月頃で、夕方から
開きはじめ翌日の昼前には閉じる特徴がある。果実は楕円形で先がくちばし状
に尖り赤色に熟する。
■ トピック:
○学名の意味は、属名Trichosanthesは「tricos(毛)+anthes(花)」より
花冠の先端が細裂して糸のようになっていること、種小名ovigeraは
「卵形の様なもの」よりおそらく果実の形にちなむ。
○ 和名の由来は、ケは「毛」より葉の裏に短い軟毛を密布する、カラスは烏が
好んでこの実を食べるからではなく、「唐朱」より朱色の墨の原料の色に、
実の色が似ていることから。
○ 夜咲く花は、夜行性の昆虫(蛾の仲間)などによって受粉する。
花弁の先の細い糸状のものは、昆虫を呼びよせるためだといわれる。
■ REDデータ
カテゴリ:―(沖縄県)、―(環境省)
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夏夜に咲くカラスウリの花に魅かれ、仕事帰りや夜中にふと山林へ足をはこぶことがある。白く繊細な花が暗闇のなか咲く光景は幻想的である。この時節、沖縄ではオオカラスウリ(大唐朱瓜)やリュウキュウカラスウリ(琉球唐朱瓜)など、数種のカラスウリの花が道沿いや林縁で見られる。
______________________________________________■ 和 名:ケカラスウリ(毛唐朱瓜・毛烏瓜)
■ 学 名:Trichosanthes ovigera Bl.
■ 科 名:ウリ科(同属で琉球列島の自生種はイシガキカラスウリ、オオカラスウリなど)
■ 分 布:琉球列島では各島。その他の分布は大隅半島南端、種子島、屋久島以南。
■ 生育環境:山地路傍や林縁
■ 特 徴:長さ3〜5mに達する多年生のツル植物。葉と対になる巻きひげで他の植物の
枝葉などに巻きついて伸びる。葉は円心形で3〜5裂に浅く入る。葉の
裏面には短い軟毛が密布する。雌雄異株。開花時期は6〜8月頃で、夕方から
開きはじめ翌日の昼前には閉じる特徴がある。果実は楕円形で先がくちばし状
に尖り赤色に熟する。
■ トピック:
○学名の意味は、属名Trichosanthesは「tricos(毛)+anthes(花)」より
花冠の先端が細裂して糸のようになっていること、種小名ovigeraは
「卵形の様なもの」よりおそらく果実の形にちなむ。
○ 和名の由来は、ケは「毛」より葉の裏に短い軟毛を密布する、カラスは烏が
好んでこの実を食べるからではなく、「唐朱」より朱色の墨の原料の色に、
実の色が似ていることから。
○ 夜咲く花は、夜行性の昆虫(蛾の仲間)などによって受粉する。
花弁の先の細い糸状のものは、昆虫を呼びよせるためだといわれる。
■ REDデータ
カテゴリ:―(沖縄県)、―(環境省)
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夜風にゆれる花々
結実(1月)
(朱〜赤色は熟している/緑〜黄色はまだ熟していない)
結実(1月)(朱〜赤色は熟している/緑〜黄色はまだ熟していない)
<沖縄県の自生植物 Vol.98>
こんにちは、akahigeです。
この湿地帯はカヤツリグサ(蚊帳吊草)科の植物が比較的多く約10種生育する。専門家によると「自然が豊かな証拠」とのこと。また、湿地性の植物たちは同じ湿地のなかでも、やや乾いた所、適度に湿りぬかるんでいる所、水の流れがあり底なし沼のような所など、ちょっとした環境の違いで棲み分けている。
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■ 和 名:ミスミイ(三角藺?)
■ 学 名:Eleocharis fistulosa (Poir.) Link
■ 科 名:カヤツリグサ科(同属で琉球列島の自生種はカヤツリマツバイ、クログワイなど)
■ 分 布:琉球列島では徳之島、沖永良部島、与論島、伊是名島、沖縄島、宮古島、池間島、
石垣島、与那国島。その他の分布は本州(愛知県以西)、四国、九州、台湾、中国
南部、インド、マレーシア、オーストラリア、熱帯アメリカ。
■ 生育環境:湿地や水田
■ 特 徴:草丈40〜80cmの常緑多年草。根茎は短く、長い匍枝をだす。稈(かん:中空の茎)
は束生し鋭い3稜形(断面がほぼ三角形)。小穂は頂生し、密に多花をつけ円柱形となる。
果実は広倒卵形、長さ1.5〜2mmと小さく刺針は6本ある。開花時期は6〜8月頃。
■ トピック:
○ 学名の由来は、Eleocharisは「eleo(沼地、湿った草原)+charis(飾る)」
より生育環境が湿地であること、fistulosaは「管状の、管形の」より中空の
茎(稈)を有することにちなむ。
○ 和名の由来は推測だが、ミスミは「稈が3つの稜をもつ」、イは「本種がイグサ
科のイ(藺)に似ること」と思われる。
○ 湿地の開発や水田の減少、除草剤の使用などにより減少している。
■ REDデータ
カテゴリ:絶滅危惧II類(沖縄県)、―(環境省)
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この湿地帯はカヤツリグサ(蚊帳吊草)科の植物が比較的多く約10種生育する。専門家によると「自然が豊かな証拠」とのこと。また、湿地性の植物たちは同じ湿地のなかでも、やや乾いた所、適度に湿りぬかるんでいる所、水の流れがあり底なし沼のような所など、ちょっとした環境の違いで棲み分けている。
______________________________________________■ 和 名:ミスミイ(三角藺?)
■ 学 名:Eleocharis fistulosa (Poir.) Link
■ 科 名:カヤツリグサ科(同属で琉球列島の自生種はカヤツリマツバイ、クログワイなど)
■ 分 布:琉球列島では徳之島、沖永良部島、与論島、伊是名島、沖縄島、宮古島、池間島、
石垣島、与那国島。その他の分布は本州(愛知県以西)、四国、九州、台湾、中国
南部、インド、マレーシア、オーストラリア、熱帯アメリカ。
■ 生育環境:湿地や水田
■ 特 徴:草丈40〜80cmの常緑多年草。根茎は短く、長い匍枝をだす。稈(かん:中空の茎)
は束生し鋭い3稜形(断面がほぼ三角形)。小穂は頂生し、密に多花をつけ円柱形となる。
果実は広倒卵形、長さ1.5〜2mmと小さく刺針は6本ある。開花時期は6〜8月頃。
■ トピック:
○ 学名の由来は、Eleocharisは「eleo(沼地、湿った草原)+charis(飾る)」
より生育環境が湿地であること、fistulosaは「管状の、管形の」より中空の
茎(稈)を有することにちなむ。
○ 和名の由来は推測だが、ミスミは「稈が3つの稜をもつ」、イは「本種がイグサ
科のイ(藺)に似ること」と思われる。
○ 湿地の開発や水田の減少、除草剤の使用などにより減少している。
■ REDデータ
カテゴリ:絶滅危惧II類(沖縄県)、―(環境省)
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ミスミイの小穂
湿地(沼)
湿地(草原)
湿地(水田)
(ほかにマングローブ地帯や海岸湿地などもある)
■さまざまな湿地(沖縄)
湿地(沼)
湿地(草原)
湿地(水田)(ほかにマングローブ地帯や海岸湿地などもある)
<沖縄県の自生植物 Vol.97>

