リュウキュウハンゲ 原野に生きる植物11(沖縄の野生植物)

 こんにちはakahigeです。
 水田を散歩していると、サトイモに似た小さな葉が畦道に茂っていた。長い舌のような姿をした花が咲き、鼻を近づけるとこれがなんとドブの臭い。蝿にとっては魅かれる臭いなのだろう。サトイモ科は、肉質の柄に集まった小さな花「肉穂花序:にくすいかじょ」、穂の先に花の無い部分「付属体:ふぞくたい」があり、肉穂花序と付属体を包むように発達した花びらのようなもの「仏炎苞:ぶつえんほう」をつけるのが特徴である。

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 ■ 和  名:リュウキュウハンゲ(琉球半夏)
 ■ 方 言 名:ウェンチュヌジュー
 ■ 学  名:Typhonium divaricatum (L.) Decne
 ■ 科  名:サトイモ科(同属で琉球列島の自生種はない)
 ■ 分  布:琉球列島の各島(大東諸島)。
        その他の分布は大隅・薩摩両半島以南、台湾、南中国〜インド
 ■ 生育環境:低地、畑地
 ■ 特  徴: 草丈15〜30cmほどの多年草。地下には球状の茎があり上部から根を出す。
         葉は2〜5枚ロゼット状につき、卵状ほこ形。仏炎苞は褐紫色で、細長く
         尾状になる。付属体は仏炎苞の上部より飛び出る。開花時期は5月〜10月頃。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Typhoniumは「ギリシャ神話の怪物Typhon」、種小名
         divaricatumは「広い開度をもって分かれた」より仏炎苞の形にちなむと思われる。
       ○ 和名の由来は、琉球列島に産する(リュウキュウ)、夏至から数えて11日目
         の7月上旬の約5日間「半夏」によく咲く(ハンゲ)、にちなむと思われる。
         にちなむ。方言名の意味はウェンチュ「ネズミ」、ヌ「の」、ジュー「しっぽ」
         より付属体がネズミのしっぽに似ることを意味する。
 ■ REDデータカテゴリ:?(沖縄県)、?(環境省)
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<沖縄の野生植物 vol.108>


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