2011年1月アーカイブ
こんにちは、akahigeです。
ぱっと見た感じはキノコに似るが、実は他の植物の根から栄養を吸収する寄生植物である。沖縄の海岸林では多く生育するクロヨナ、リュウキュウガキ、オオバギなどの根に寄生し、冬になるとキノコのような花穂が地上に出てくる。名前の由来は、「リュウキュウ=琉球列島に産する」、「ツチトリモチ=鳥もちの材料として根茎が使われる」ことにちなむ。沖縄県南部では、この妖しい色形が地元の子守唄に出てくる耳切坊主(泣く子の耳を切る恐い幽霊)に似ることから、「ミミキリボウズ」と呼ばれている。
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■ 和 名:リュウキュウツチトリモチ(琉球土鳥黐)
■ 学 名:Balanophora fungosa J.R. et G.Forst. (= B. kuroiwai Makino)
■ 科 名:ツチトリモチ科(同属で琉球列島の自生種はキイレツチトリモチ、ユワンツチトリモチ)
■ 分 布:琉球列島での分布は沖縄島、伊計島、久高島、宮古島、石垣島、竹富島、西表島、
与那国島、尖閣諸島。琉球列島以外では台湾南部、フィリピン、ミクロネシア、セレベス、
ニューギニア、オーストラリア北東部、メラネシアに分布。
■ 生育環境:海岸〜低地の自然林(クロヨナ、リュウキュウガキ、オオバギなどが生育する)の林床
■ 特 徴:草丈8〜15cmの多年生の寄生植物で雌雄同株。12月中旬〜1月頃に、根茎から花茎を
1〜8個出す(開花時期)。鱗片葉はオレンジ色で、はじめは花茎に密着しているが、次第
に反り返って開く。花穂は球形から短楕円体。雌花を密につけ、帯紅色、まれに赤味がか
かったピンクを呈し、下部の縁には雄花が密につく。雄花は、花被が4裂して楕円形の花被
片となり、次第に外側に反り返る。雌花は無数にあり、「小棍体(しょうこんたい)」と呼ばれる
小さなぶつぶつの間に埋もれているので外側からは見えない。受粉後は茶褐色になり、次
第に黒化する。
■ トピック:
○ 学名の意味は、属名Balanophorは「balano:ドングリ、亀の頭状」より花穂の形が亀の頭に
似ること、種小名fungosa「茸状の」より種名ともに草姿がキノコの形に似ることにちなむ。
○名前の由来は、琉球列島に産し(リュウキュウ)、鳥もちの材料として根茎が使われる(ツチ
トリモチ)ことにちなむ。
○ 沖縄は分布域の北限。
○自生地の開発の開発により個体数が減少してきている。
○沖縄本島のは全体がやや白っぽく、八重山諸島のは赤みかかっている。
■ REDデータカテゴリ:準絶滅危惧(沖縄県)、ー(環境省)
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ぱっと見た感じはキノコに似るが、実は他の植物の根から栄養を吸収する寄生植物である。沖縄の海岸林では多く生育するクロヨナ、リュウキュウガキ、オオバギなどの根に寄生し、冬になるとキノコのような花穂が地上に出てくる。名前の由来は、「リュウキュウ=琉球列島に産する」、「ツチトリモチ=鳥もちの材料として根茎が使われる」ことにちなむ。沖縄県南部では、この妖しい色形が地元の子守唄に出てくる耳切坊主(泣く子の耳を切る恐い幽霊)に似ることから、「ミミキリボウズ」と呼ばれている。
______________________________________________■ 和 名:リュウキュウツチトリモチ(琉球土鳥黐)
■ 学 名:Balanophora fungosa J.R. et G.Forst. (= B. kuroiwai Makino)
■ 科 名:ツチトリモチ科(同属で琉球列島の自生種はキイレツチトリモチ、ユワンツチトリモチ)
■ 分 布:琉球列島での分布は沖縄島、伊計島、久高島、宮古島、石垣島、竹富島、西表島、
与那国島、尖閣諸島。琉球列島以外では台湾南部、フィリピン、ミクロネシア、セレベス、
ニューギニア、オーストラリア北東部、メラネシアに分布。
■ 生育環境:海岸〜低地の自然林(クロヨナ、リュウキュウガキ、オオバギなどが生育する)の林床
■ 特 徴:草丈8〜15cmの多年生の寄生植物で雌雄同株。12月中旬〜1月頃に、根茎から花茎を
1〜8個出す(開花時期)。鱗片葉はオレンジ色で、はじめは花茎に密着しているが、次第
に反り返って開く。花穂は球形から短楕円体。雌花を密につけ、帯紅色、まれに赤味がか
かったピンクを呈し、下部の縁には雄花が密につく。雄花は、花被が4裂して楕円形の花被
片となり、次第に外側に反り返る。雌花は無数にあり、「小棍体(しょうこんたい)」と呼ばれる
小さなぶつぶつの間に埋もれているので外側からは見えない。受粉後は茶褐色になり、次
第に黒化する。
■ トピック:
○ 学名の意味は、属名Balanophorは「balano:ドングリ、亀の頭状」より花穂の形が亀の頭に
似ること、種小名fungosa「茸状の」より種名ともに草姿がキノコの形に似ることにちなむ。
○名前の由来は、琉球列島に産し(リュウキュウ)、鳥もちの材料として根茎が使われる(ツチ
トリモチ)ことにちなむ。
○ 沖縄は分布域の北限。
○自生地の開発の開発により個体数が減少してきている。
○沖縄本島のは全体がやや白っぽく、八重山諸島のは赤みかかっている。
■ REDデータカテゴリ:準絶滅危惧(沖縄県)、ー(環境省)
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十字状に咲いているのはリュウキュウツチトリモチの雄花
<沖縄の野生植物 vol.119>
こんにちは、akahigeです。
大東島は沖縄本島から東方380kmへ位置する隆起珊瑚礁でできた沖縄県最東端の島。開墾される100年前までは、島全体がダイトウビロウの森だったとか。現在では大東神社の周辺に当時の名残が見られ、その林のもとでは島独特の豊年祭や、神興、奉納相撲など、大東島ならではの行事が催されている。
ダイトウビロウは、大東島固有の変種であり、沖縄本島などに自生するビロウとは異なるようで、その違いは種子を構成する胚(はい)に関係があるとのこと。いずれにせよ、種子を割って比べてないことにはわからない。
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■ 和 名:ダイトウビロウ(大東尾籠)
■ 学 名:Livistona shinensis (Jaq.) R. Br. ex Mart. var. Amanoi Murata, nom. Nud.
■ 科 名:ヤシ科(同属で琉球列島の自生種はビロウ)
■ 分 布:琉球列島での分布は大東諸島のみ。
■ 生育環境:低地から山地の自然林
■ 特 徴:(ビロウを参考)樹高10〜15m、径40〜60cmのヤシ類。葉は系1〜2m、掌状で
円形に近く、中〜深裂する。葉柄の長さは1.5〜1.8m、輪切りにすると断面は
倒三角形で、縁には逆さの刺が裂生する。花序は大型の円錐花序で長さ1m前後
で黄緑色。花は両性で、黄緑色、径4mm程度、強い匂いがある。果実は楕円形で
長さ2cm前後、熟すと黒緑色。開花時期は12月〜6月頃?。
■ トピック:
○ 学名の意味は、属名Livistonaは「イギリスの人名」より、種小名shinensisは「中国に
産する」、変種名Amanoiは「農業技技術者、植物学者の天野鉄夫氏」にちなむ。
○ 和名の由来は、大東島に産する(ダイトウ)、尾籠(ビロウ)であることより。
■ REDデータカテゴリ:―(沖縄県)、―(環境省)
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大東島は沖縄本島から東方380kmへ位置する隆起珊瑚礁でできた沖縄県最東端の島。開墾される100年前までは、島全体がダイトウビロウの森だったとか。現在では大東神社の周辺に当時の名残が見られ、その林のもとでは島独特の豊年祭や、神興、奉納相撲など、大東島ならではの行事が催されている。
ダイトウビロウは、大東島固有の変種であり、沖縄本島などに自生するビロウとは異なるようで、その違いは種子を構成する胚(はい)に関係があるとのこと。いずれにせよ、種子を割って比べてないことにはわからない。
______________________________________________■ 和 名:ダイトウビロウ(大東尾籠)
■ 学 名:Livistona shinensis (Jaq.) R. Br. ex Mart. var. Amanoi Murata, nom. Nud.
■ 科 名:ヤシ科(同属で琉球列島の自生種はビロウ)
■ 分 布:琉球列島での分布は大東諸島のみ。
■ 生育環境:低地から山地の自然林
■ 特 徴:(ビロウを参考)樹高10〜15m、径40〜60cmのヤシ類。葉は系1〜2m、掌状で
円形に近く、中〜深裂する。葉柄の長さは1.5〜1.8m、輪切りにすると断面は
倒三角形で、縁には逆さの刺が裂生する。花序は大型の円錐花序で長さ1m前後
で黄緑色。花は両性で、黄緑色、径4mm程度、強い匂いがある。果実は楕円形で
長さ2cm前後、熟すと黒緑色。開花時期は12月〜6月頃?。
■ トピック:
○ 学名の意味は、属名Livistonaは「イギリスの人名」より、種小名shinensisは「中国に
産する」、変種名Amanoiは「農業技技術者、植物学者の天野鉄夫氏」にちなむ。
○ 和名の由来は、大東島に産する(ダイトウ)、尾籠(ビロウ)であることより。
■ REDデータカテゴリ:―(沖縄県)、―(環境省)
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ダイトウビロウの花
ダイトウビロウの純林
岩間に生えるダイトウビロウ
ダイトウビロウの純林
岩間に生えるダイトウビロウ<沖縄の野生植物 vol.118>

