ナンゴクデンジソウ 湿地に生きる植物6(沖縄の野生植物)

 こんにちはakahigeです。
 デンジソウの仲間は、水田や湿地などに生える数少ない水生タイプのシダ植物。一風変わった形をしており、ナンゴクデンジソウを含めMarsilea属はクローバーのように4枚の小葉をつけ、Pilularia属(アメリカ・ヨーロッパ産)は1枚、Regnellidium属(南アメリカ産)は2枚の小葉をもつ。地表を這いまわる茎から柄を伸ばし、その先に葉をつける。その様子が漢字の「田(でん)」を連想させるため、この和名がついた。

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 ■ 和  名:ナンゴクデンジソウ(南国田字草)
 ■ 学  名:Marsilea crenata Presl    
 ■ 科  名:デンジソウ科(同属で琉球列島の自生種はデンジソウ)
 ■ 分  布:琉球列島での分布は各島。その他の地域では鹿児島県、東南アジア
 ■ 生育環境:水田やため池の水中
 ■ 特  徴:夏緑性(葉は春〜夏に展開し、冬には落葉するもの)の水生植物。根茎は田んぼなどの泥の中を長く這い、葉をつける。葉は2型あり、(1)栄養葉の葉柄は長さ20cmになり、羽片(小さい葉)は4個、長さと幅は1〜2cmほど、倒卵状扇形で、四つ葉のクローバーに似る。(2)胞子嚢果(胞子をつける葉)は卵形で、2〜3個ずつ集まり、共通の果柄は葉柄のもとから1cm程度上方からでる。胞子嚢果の中には、大胞子嚢と小胞子嚢をつける。
 ■ トピック:
       ○ 学名の意味は、属名Marsileaは「イタリアの植物学者の名前」より、種小名crenataは「鈍鋸歯
          のある」より葉に鈍鋸歯があることにちなむ。
       ○ 和名の由来は、九州〜東南アジアなど南の地域に産する(ナンゴク)、4枚の葉が放射状に
          広がる形をしており、漢字の田の字に見立てた(デンジソウ)ことにちなむ。
       ○自生地が限られている上、自生地の開発等で減少している。
 ■ REDデータカテゴリ:ー(沖縄県)、ー(環境省)
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<沖縄の野生植物 vol.122>

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