首里公民館がある一帯には、かつて「蓮小堀」という蓮の葉で覆われた大きな池がありました。
この池が掘られた年代は明らかではありませんが、15世紀に首里城の拡張工事で掘られた池との言い伝えもあることから、龍潭と同じ頃に掘られたものと考えられます。
語源にある蓮は、泥のなかから汚れのない美しい花を咲かせることから純粋無垢の象徴とされています。
複数の湧き水を水源とする「蓮小堀」は、当蔵から山川一帯の水源として調整池の役割を担っていました。
蓮小池が埋め立てられてからは首里各地で井戸が溢れたり涸れたりと水難が相次いだそうです。
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