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天女橋
テンニョバシ

とじる

〔国指定重要文化財〕

円鑑池の中にある島を中之島(なかのしま)といい、そこには宝形(ほうぎょう)造りの屋根を特徴とする「弁財天堂(べざいてんどう)」が建っています。
中之島にかけられた石橋が「天女橋」で、はじめは観蓮橋(かんれんきょう)とも呼ばれていたそうです。
また、この橋は駝背橋(だはいきょう)という駱駝(らくだ)の背のような形をした中国風の美しい姿も特徴です。
1467年に朝鮮の王から贈られた方冊蔵経(ほうさつぞうきょう)を納めるため、1502年に尚真王が円鑑池を掘らせ、中之島および石橋をかけたと伝えられています。
石材は琉球石灰岩の切石を積み上げ、勾欄(こうらん)は細粒砂岩(さいりゅうさがん)でできており、蓮(はす)の実が彫刻されています。
【首里八景】
詩題:経台新荷(きょうだいしんか)
意味:円鑑池からみる蓮の眺めもさることながら、澄み渡る池の眺めや水面に映しだされる天女橋や御堂の風景を讃えている。

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