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龍淵橋
リュウエンキョウ

とじる

〔県指定文化財〕

龍潭と円鑑池(えんかんち)を結ぶ石橋が「龍淵橋」です。
この橋は円鑑池と同様に1502年の尚真王の頃につくられたといわれています。
アーチの長さは1.5m、幅は9.0mで琉球石灰岩の切石積みです。
昔は石勾欄(いしこうらん)があり羽目石(はめいし)には麒麟(きりん)や鶴亀(つるかめ)などが見事に彫刻されていましたが、戦争で破壊されてしまいました。
現在では勾欄を支えていた持ち送り石(もちおくりいし)が見られるだけです。
首里城内の水源から円鑑池に注ぎこんだ水は、池が増水すると龍淵橋の下をとおって龍潭(りゅうたん)に流れ込むようになっています。
この橋は首里城から浦添などの中北部に至る重要な通り(西街道)にかかっていました。

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