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龍樋
リュウヒ

とじる

瑞泉門へ向かう手前に琉球石灰岩の間から湧き出す樋口があります。これが「龍樋」です。
龍の口から湧水が湧き出していることからそのように名付けられました。
石彫刻の龍頭は1523年に中国からもたらされたもので、沖縄戦で一部が破壊されましたが、その後補修され元のこの場所に設置されました。
この龍頭は首里城に設置されている彫刻物のなかで唯一当時のものです。
龍樋の水は、かつて城の生活飲料水として、さらに中国からの使者・冊封使が訪れた際は、彼らの飲料水として、滞在先である那覇の「天使館」まで届けられました。
龍樋のまわりには、冊封使達がその水の清らかさを褒め讃えた七つの石碑が建てられています。

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