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ヒジガービラ
ヒジガービラ

とじる

〔県指定文化財〕

琉球王国時代、首里から南部へ向かう主要路は3本ありました。
そのひとつがこの「ヒジガービラ」で、東苑(御茶屋御殿)から南苑(識名園)に至る環状線の一部でもありました。
「ヒジガービラ」は16~17世紀に整備されたと考えられており、台地谷間の傾斜に巧みに勾配をつけ琉球石灰岩の石畳や土留(つちどめ)の石垣が築かれていました。
さらに戦前までは道の両脇に松並木が続いており、周囲の景観とよく調和するように配慮された道でした。
「ヒジガー」の由来は、坂の途中にある古井戸によるもので、岩の隙間から滴(したた)る水が鍾乳洞をつくり、アゴヒゲのように落ちる状態からそう名付けられたと伝えられています。

  • 足下に注意
  • ハブに注意

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