火立毛(の碑) | とじる |
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〔市指定史跡〕
弁ヶ嶽から東方へ約500m程離れたところに「火立毛」はあります。
首里と西原(南風原)の境にあり、西原・中城、遠くは与那城まで眺望(ちょうぼう)できる丘です。
「毛(モー)」とよばれる茅の生えた丘に烽火台が設けられたことから「火立毛」とよばれています。
琉球王国時代、沖を航行する船に灯台の役目をした烽火台跡ですが、詳しい創建年は不明です。
創建に関わったと思われる人物名が刻まれていた細粒砂岩(ニービヌフニ)の碑文が建っていますが、文字は摩滅(まめつ)していて判読は困難です。
歴史書『球陽』には、1644年(尚真王)首里と各地の連絡のためにのろしを上げる場所として整備したことが記されています。