首里金城町石畳道 | とじる |
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〔県指定史跡〕〔県指定名勝〕
尚真王代(1477~1526年)、首里のまちの中、首里と各地を結ぶ道が整備されました。
1522年頃 首里と島尻地方を結ぶ道筋も整えられ、その一部として「金城町の石畳道」も整備されました。
道幅は約4m全長は約300mもあり、敷石には小叩き上げという方法で表面が整えられた、20~30 センチの琉球石灰岩がモザイクのように敷きつめられています。
この石の敷き方は、乱敷き(みだれじき)といい、規則正しく石を敷きならべたものとは味わいも異なります。
急勾配のところは階段にしたり、滑りやすい石の表面には刻みをつけるなど、歩きやすいように工夫されていますが、雨の日や雨降り後の濡れた路面は大変滑りやすいので注意が必要です。
沖縄戦の戦火を奇跡的にまぬがれ、石畳道の両側には屋敷囲いの石垣も残されています。
今では沖縄を代表する石畳道で沖縄の名歌「芭蕉布」にも歌われている風景です。
沖縄県の名勝・史跡にも指定されており、琉球王国が豊かだった時代の面影を今に残しています。