内金城の御嶽 | とじる |
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〔市指定文化財〕
古い記録にも登場するこの御嶽の起源は、12世紀以前にまでさかのぼると言われています。
歴史書「琉球国由来記」によると、真壁大阿母志良礼(マカンノオオアモシラレ)が管轄していたことが記されています。
神名は東側の大嶽が「カネイ御イベ」または「モジヨルキヨノ大神」、西側の小嶽が「イベヅカサ御セジ」です。
石垣の正面には直線の楯石(まぐさ)をかけた石門があり、石囲いの中にアカギの大木があります。
また、その下には3個の石がたてられており、沖縄独特の信仰形式を備えた御嶽といえます。
小嶽には、年中行事のひとつで旧暦12月8日に行なわれる「鬼餅節(ムーチー)」の由来が伝わっています。