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金城大樋川 
キンジョウウフヒージャー

とじる

〔市指定文化財〕

金城村屋の隣りに「金城大樋川」があります。
金城村の各家に水道がひかれる前は、この樋川が村ガー(共同井戸)として利用されていました。
周辺の石積みは「あいかた積み」で頑丈につくられてあります。
井戸端の広場(カーヌナー)も石敷されていて、正面には井戸の神が祀られています。
歴史書「琉球国由来記」によると、17世紀末頃、大見武筑登之親雲上(オオミタケチクドゥンペーチン)が薩州(鹿児島)で、杉原・百田紙すきの技術を習得し、帰国後、ここの水を使って沖縄で初めて紙を漉いたことが記されています。

【豆知識】
「樋川(フィージャー)」とは、遠くの水源から水路で導き樋より水が流れ出る形式をいい、これに対して「カー(井戸)」は垂直に掘られた底辺に周囲から水が湧き出る形式をさします。

  • 参拝者に配慮

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