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潮汲川 
ウスクガー

とじる

〔市指定文化財〕

「潮汲川」は、首里金城町の斜面の中腹からさらに西に下った場所にある共同井戸です。
創建年代は不明ですが、伝承によると、むかしはこの井戸の近くまで入江になっていたという言い伝えがあり、潮まじりの水がでる井戸だったので潮汲川(ウスクミガー)と呼ばれ、それが訛って(なまって)ウスクガーになったといわれています。
この井戸は、水量も豊富で昔から地域住民の生活用水として利用され、また溢れ出る水は斜面の裾に広がる水芋田(俗称、下田(シムンター)の灌漑用水としても使われました。
現在も水に対する民間信仰の拝所となっており、長い歴史の中で地域の人々との深い関わりがあることを物語っています。

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