〔市指定文化財〕
「新垣ヌカー」は金城町石畳道添いにある共同井戸です。
王府時代の終りごろ、もともとこの井戸のある屋敷の主であった新垣恒佳(あらかきこうか)が、男の子の誕生を祈願し、石畳に面する屋敷の一角に私財を投じて地下タンクを掘り、屋敷奥の井戸から泉水を導き入れ、村人の供用に寄与したことから「新垣ヌカー」と呼ばれるようになったと伝えられています。
水源となった屋敷奥の井戸は埋められましたが、その跡には井戸神を祀る香炉が残されています。
このように一篤志家(とくしか)が私財を投じて公共福祉のために掘った井戸で、地下水路をつくって泉水を導き入れた特色ある井戸です。
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