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識名坂の遺念火 (むかしばなし)
シキナザカノインネンビ

とじる

「金城町石畳道」を下り「金城橋」を渡ると、「識名園」へと続く上り坂があります。
この坂を「識名坂(シチナンダビラ)」といい、沖縄の怪談の一つ「識名坂の遺念火」で有名な場所です。

「むかし、識名から首里に豆腐を売りに来ていた美しい女性がいました。ある人がその女性の夫にいたずらをして、女性が人にさらわれた(または浮気した)と嘘をつき、そのショックで夫は識名川に身を投げて死んでしまいました。その後おどろいた妻も自殺をはかりました。以来、夕暮れ時になるとこの坂には、二つの遺念火(人魂=火の玉)が現れるようになったといわれています。

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