万歳嶺記 | とじる |
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首里観音堂の境内には「万歳嶺記」の碑があります。
国王尚真がこの地を遊覧した際、王の治世、国の繁栄を祝う万歳の声が沸き起こったことから、1497年丘の頂上に「万歳嶺記」の碑を建立しこの丘を「万歳嶺」と称したといわれています。
万歳嶺(ばんざいれい)は、俗に上今帰仁那(ウィーナチジナー)とも呼ばれています。
万歳嶺記(石碑)には、この地は朝夕の眺望が素晴らしく、国王が遊覧する名勝地であったことが刻まれています。
沖縄戦で観音堂も万歳嶺記も破壊されてしまいましたが、戦後観音堂は再建され、万歳嶺記も残った一部を台座に組み込んで復元されました。
【首里八景】
詩題:万歳嶺夕照 (ばんざいれいせきしょう)
意味:夕暮れに観音堂の森を訪れると、真っ赤な日輪は四方に後光を発し、赤や黄に焼けて去来する雲
は美しい。時々刻々変幻する眺めを讃えている。