とじる
汀志良次のマチグヮー(市場)が発生した時期は不明ですが、戦後首里における商業活動の発祥として、近くの農家はもちろん遠く西原や浦添方面からも、甘藷(サツマイモ)や野菜、薪(まき)などの生活用品が持ち込まれ、市場が形成されていました。女性は荷物を入れた籠(バーキ)を頭の上にのせ、男性は縄で編んだモッコ(オーダー)や天秤棒をかついで運び込み道端で売っていました。正月や盆にはたくさんの人々が行き交い、たいへんな賑わいを見せていたそうです。
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