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聞得大君御殿跡
チフィジンウドゥンアト

とじる

「聞得大君御殿」は、琉球王国時代の最高女神官「聞得大君加那志(チフィジンガナシ)」の神殿及び住居跡です。
第2尚氏王統尚真王の時代に琉球王国の神女組織が整備され、最高位にあたる「聞得大君」は国王を守護する「姉妹神(オナリ神)」として、国王の長寿や国家の繁栄、航海安全、五穀豊穣を祈願しました。「聞得」とは「名高い」 という意味です。
歴代の聞得大君は、国王の姉妹や王女、王妃などの王族が就任しました。
また就任の儀式を「御新下り(おあらおり)」といい、首里城から与那原・佐敷を経由し、知念間切にある聖地「斎場御嶽(セイファウタキ)」に至り、久高島遥拝などの神事を行いました。
聞得大君御殿は古地図を見ると何度か移転を繰り返していることを確認できますが、王国最後には現在の首里中学校のグラウンドにあったことがわかっています。

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