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澹園跡(蔡温の屋敷)
タンエンアト(サイオンノヤシキ)

とじる

琉球王国時代を代表する政治家「蔡温」が住んでいた住居跡です。
蔡温は1682年久米村(現在の那覇市久米)の生まれで、沖縄名を「具志頭文若(グシチャンブンジャク)」、「澹園(たんえん)」と号していました。
中国で「儒学」を学んだ蔡温は、幼くして即位した尚敬王の「国師(学問の先生)」となり王政を支えました。
1728年に三司官に就任し羽地大川の改修をはじめ治水、治山の実践を行ったほか、「山林真秘(さんりんしんぴ)」や、「御教条(ごきょうじょう)」「独物語(ひとりものがたり)」など数多くの書も残しました。
こうした業績が讃えられ、国王から二回屋敷を贈られました。
そのうち一軒目の屋敷を「澹園」と呼んだそうですが、その場所は定かではありません。
この屋敷跡は二軒目のものです。

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