『沖縄の貴重な植物展』開催中です。
8月がはじまって、早一週間がたちました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
熱帯・亜熱帯都市緑化植物園では、現在『沖縄の貴重な植物展』を開催しております。
8月31日までとなっておりますので、
ぜひご来場ください!
※入場無料です
さて、この植物展ですが、実物を展示しているわけで、ちょうどこれから花期(花の咲く時期)を迎える植物もあるわけです。
そんなわけで、今日はこれから花期を迎える種類から1種類ご紹介したいと思います。
【キバナノヒメユリ(ユリ科)
Lilium callosum Siebold et Zucc. var. flaviflorum Makino】
キバナノヒメユリは、ノヒメユリの変種で背丈が50~100cm程度のユリです。
九州(長崎)、沖縄島、久米島、渡名喜島に分布が知られています。
黄色~橙黄色のユリの仲間の中では比較的小さな花をつけます。
現在展示会場では、自生地での保護・増殖の取り組みをされている2団体
(南部農林高等学校、那覇市繁多川公民館)
についてもご紹介しています。
沖縄に自生するユリはテッポウユリとキバナノヒメユリのみです。
テッポウユリに比べると、繊細で、可憐な印象を受けます。
まだご覧になったことのない方は必見ですよ♪
まだ開花し始めたばかりなので、会期中の8月いっぱいは花が見られるかと思います。
また会期中には、那覇市繁多川公民館で『キバナノヒメユリの夕べ』というイベントも開催されるようです。
(開催日およびイベント内容については、繁多川公民館へお問い合わせください。)
貴重なユリの仲間をぜひ展示会会場でご覧ください!
お待ちしております。
さて、展示会の準備やらなにやらであっという間に8月になってしまいましたが、
観察ツアー用の植物園見頃マップも更新しています。
せっかくなので、今日はその中から1種類ご紹介します。
【タマリンド(マメ科)
Tamarindus indica L.】
熱帯アフリカ原産といわれるマメ科の常緑高木です。
東南アジアでは、調味料として使われていたりとか、
甘い品種はおやつとして食べれていたり、
とかするらしいです。
クリーム色の下地に赤い線で模様を描いたようなかわいい花がたくさん咲いています。
植物園では、植栽されているものが今満開を迎えています。
花は、蝶形花ではないのですが、これもマメのなる木です。
マメの実が出来たら再度ご紹介したいと思います。
ちなみにこのタマリンドも紹介している植物観察ツアーも随時受け付けております。
※要事前予約(無料)
季節はどんどん移ろいでいきますね!
マップの更新のたびに季節を感じている10でした。
では、今日はこのへんで♪