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黄と紫のニワゼキショウ

植物園のバンコの森を歩いていたら小さなお花を発見。 

キバナニワゼキショウ

キバナニワゼキショウという名前で呼ばれる日本では比較的珍しい雑草です。アメリカ合衆国南部原産の雑草で、京阪神にて帰化が見つかったのが始まりのようです(山口, 1986)。最近は日本各地で見つかっているようで、ここ、沖縄でも見ることが出来ました。植物園では個体数がそれほど多くありません。 

・・・まぁ、ムズカシイことは抜きにして、黄色い☆みたいでかわいらしい花ですね!

オオニワゼキショウ

 

こちらのむらさきのお花はオオニワゼキショウです。オオ(大)と名前にありますが、芝刈りの度に刈られるのでとても小さくなっています(笑)キバナニワゼキショウの集団から1mくらい離れた場所にぽつぽつと生えています。ニワゼキショウの仲間には紫色の似た花を咲かせる種類が複数あるので(さらに雑種まで) 区別がめんどくさいですが、雑草の中では花が美しく、かわいらしいので好感が持てます。

ニワゼキショウの仲間には大輪の種類もあり、園芸的に利用されます。

 

参考文献

・帰化雑草ニワゼキショウ属植物について 山口裕文 植物分類・地理 37(4〜6), 143, 1986-12-25

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