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紅型の魅力を身近に~②

今回は前回の色彩豊かな紅型から一転、藍色一色で縦に走る稲妻模様が印象的な紅型をご紹介します。


■木綿白地雪輪菊稲妻に龍の丸文様両面紅型衣裳
(もめんしろじゆきわきくいなづまにりゅうのまるもんようりょうめんびんがたいしょう)
(一般社団法人沖縄美ら島財団 所蔵)


こちらの紅型は、稲光が空に走ったかのごとく、木綿の白い生地の上に、藍の濃い稲妻模様が走っているデザインが印象的です。丸い雪輪の文様の中に、菊や牡丹、龍がそれぞれ描かれており、稲妻の中を転がっていくような動きのある勇壮な衣裳で、琉球王国時代には、王族か士族の少年の晴れ着として着用されていたと考えられています。またこのような稲妻文様を取り入れた衣裳は、現代でも組踊『二童敵討』に登場する少年の衣裳等に見られます。
 


     レターセット:410円
首里城公園オリジナルグッズとして、デザインだけでなく、着物の形をしたレターセットを販売しています。お手紙を書いた後に折り曲げて封筒に入れ、受け取った方が広げると着物と同じような配置の模様が楽しめるようになっています。また送る際には人が着ていたように折り曲げてみても面白いかもしれません。

ショップ紅型(首里杜館 無料区域) 営業時間 8:30~17:30
ミュージアムショップ球陽(女官居室 有料区域)営業時間 9:00~17:30


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