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昆虫探検ツアー アリの回

こんにちは、10です。
またまた台風ですね・・・

今年は台風の当たり年なのでしょうか?
とても多い気がします。
生き物にとって台風は試練の時です。
生き残りをかけて、植物も動物もみんな大変な思いをして過ごしています。

さて今日は8/22、23に開催した昆虫探検ツアー・アリの観察会についてご報告したいと思います。

今回は、普天間高校の生物の先生を講師に招いて開催しました。
ご紹介します!
もっくん”こと、中村元紀先生です。
もっくん
高校では、生物同好会の顧問をしており、そこで高校生たちのアリの調査の指導をしています。

おおっと、ツアーが始まりますよ♪
まずはもっくん先生よりアリについての説明があって、アリを捕まえるための道具、吸虫管を作成しました。
吸虫管
吸虫管(きゅうちゅうかん)とは、その名の通り吸って虫を捕まえる道具です。
ちょっと小細工をしないと吸ったら飲み込んでしまいますよね。
今回は、小さな子どもでも簡単に扱えるように子ども用のサイズで作成しました。

さあ、吸虫管を作ったあとは、野外へアリを捕まえに出かけましょう。
探索風景その1

探索風景その2
みなさん一生懸命アリを吸っています!

アリを捕まえながら、トラップも仕掛けておきました。
トラップは、アリの好みを調べるために木の幹、地面に分かれて設置し、各3種類(はちみつバナナツナ)のエサを用意しました。
トラップ状況その1
設置してすぐにアリが集まってくるところもあれば、全く集まってこないところもあって興味深い結果がでました。
トラップ状況その2

最後に、トラップのアリの数を集計しながら、捕まえたアリの種類を調べます。
アリを同定するポイントをもっくん先生に聞きながら、おさらいです。
アリ説明

同定作業その1
子どもも大人もみんな一生懸命調べていました。
20分程度の捕獲時間でしたが、6種類くらいのアリが確認できました。

さてトラップの結果はどうだったでしょうか?
トラップ状況
一番集まったトラップは、地面においたツナでした。
参加されたみなさんの予想では、甘いもの(はちみつ、バナナ)に集まってくるのでは?
という声が多かったですが、予想に反してアリも肉食の種類がいるのだとみなさん一様に驚き顔でもっくん先生の話を聞いていました。
またトラップを設置する環境を変えると、違った結果が出ますよ~とのことでした。

23日の回に参加された皆さまは雨天のために野外での探索がほとんどできませんでした。
申し訳ありません。
その代りに同定する時間を長くとらせていただきました(いかがでしたでしょうか?)。
それともっくん先生の大好きなオキナワアギトアリ(仮面ライダーのモデルになったアリだそうですよ)の標本も見せてもらうことができました。

さて、今年度の昆虫探検ツアーは全て終了となります。
参加できなかった皆さま申し訳ありません。
来年度以降を楽しみにしていてくださいね!

※海洋博公園内は、動植物採集禁止となっております。今回はイベントのため特別に採集を許可して行っております。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

10



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