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補修が完了した2本の大龍柱だけでなく、大型モニターで補修作業の過程もご覧頂けます。
火災の影響を受けながらも奇跡的に立っていた大龍柱。補修作業のため台座から取り外し、仮設補修作業場へ移動して大龍柱の本格的な補修作業が行われました。補修された大龍柱は、新しい令和の大龍柱の見本として活用するまでの約2年間、下之御庭の補修作業場で公開しています。
また、大型モニターでは昨年度行った大龍柱の補修作業の様子をはじめ、首里城復元の取り組み状況を映像でご覧いただくことができます。


令和で復元した鬼瓦の実物を展示。
職人の技を目の前で。
鬼瓦とは正殿屋根に配置される装飾瓦です。首里城では「鬼」ではなく「獅子」になっています。阿吽形の2対を正殿正面と背面に4体取り付けました。
鬼瓦は6体製作し、選定した4体を正殿屋根に取り付けています。残りの2体を現在後之御庭で展示しています。正殿屋根に設置されている鬼瓦は下から見上げることしかできませんので、この機会に是非、実物を間近でご覧ください!


首里城正殿の工事の進捗にあわせた映像や解説パネル試作品等を展示しています。
現在直接見ることのできない、首里城正殿の施工状況を映像や写真で発信しています。
また、首里城正殿の工事の進捗にあわせて、「木材」、「漆(塗装)」等のテーマで制作過程の映像や解説パネル、試作品等を展示しています。


首里城正殿を復元した試作品を展示。
タッチパネルでは令和の首里城復元に想いを馳せて。
琉球王国時代、未婚の王女の居室として使われており、国王が亡くなると次期国王の即位の儀礼が行われた建物です。現在は大型モニターで琉球王国の歴史と首里城正殿跡の魅力を紹介しており、タッチパネルでは復元される令和の首里城を3Dイメージ図で紹介。解説員による無料解説も行っております。
※上記の首里城ムービーはイベント等により上映を一時中止、あるいは内容が変更される場合があります。


首里城公園オリジナルグッズや伝統工芸品、沖縄特産のお菓子などを取り揃えた有料区域内のミュージアムショップ。
御内原で奉公する女官たちの日常生活の場であったと考えられている女官居室は、2019年2月に復元されました。現在は、有料区域内唯一のショップとして営業しております。
人気の「首里城正殿 御城印」もぜひこちらでご登城の記念にお求めください。

世界遺産・首里城正殿遺構
首里城正殿基壇(きだん)の遺構(いこう)は世界文化遺産に登録され、国指定史跡でもある首里城跡を象徴する大変重要な文化財です。遺構とは古い建物の一部が残されたもののことです。
火災後、焼け落ちた正殿の部材や灰等を撤去し、遺構を保護するために土で埋め戻し、屋根をつけて公開していました。今後は、2026年に完成する正殿の内部で再び公開予定です。
世誇殿にあるタッチパネルでは、解説映像を触って自由に拡大したり様々な角度から見たりすることができます。

日々変わりゆく正殿の復元を目の前で。
建築中の正殿を雨風や埃から守るための建物「素屋根」。この素屋根の中に、工事の様子を間近で見られる見学エリアを設けました。正殿にあわせて3階建てとなっている見学エリアからは、復元工事の様子を臨場感たっぷりにご覧いただけます。また、工事の解説パネルや火災の残存物、復元に使用した木材などの展示コーナーもございます。見て・触れて・学べるこのエリアで、たくさんの正殿の魅力を感じてください。
復元工事の現場内を360度映像で公開しました。是非ご覧ください。
提供:清水建設株式会社(2025年3月5日 撮影)
※素屋根見学エリアの一般公開は、2025年6月8日(日)までとなっております。
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