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令和7年度の首里城復興祭は、7月に外観が完成し美しい姿を現した正殿を背景に、国王・王妃が出御されました。復興の今を知ることができる「復興特別見学ツアー」や、古式行列、復興祈念ステージなどが開催され、復興が進む首里城の姿を多くの方がご覧になりました。

首里城公園の防災力向上及び関係機関の連携強化を目的とした火災防御合同訓練を実施しました。

素屋根解体作業が完了し、正殿の外観が沖縄の空の下姿を現しました。
有料区域から間近に正殿の姿をご覧いただけます。

正殿の外観が完成しました。素屋根解体作業の進捗により、今後外観が完成した正殿が徐々に見えるようになってまいります。
10月末には素屋根解体完了予定ですので、有料区域から令和の正殿の姿が見えるようになります。

正殿屋根に設置する「龍頭棟飾」の吽形の設置が完了しました。
引き続き阿形、唐破風正面の設置も進めて行きます。

正殿正面中央を飾る唐破風を装飾する彫刻物「唐破風妻飾」の設置が開始されました。赤色と金箔押(金磨)の火炎宝珠を中心に、阿吽一対の金龍、黒色の蟇股、赤・青・緑・朱土色の瑞雲により構成し、王宮の顔となる豪華かつ細密な装飾が施されています。(首里城復興基金を活用)

正殿屋根の先端に配置される「鬼瓦」の設置が開始されました。阿吽形の2対を正殿正面と背面にそれぞれ取り付けます。鎌倉古写真の解析により平成復元時より約1.1倍大きく造形しています。(首里城復興基金を活用)

正殿屋根の左右と唐破風屋根正面に配置される「龍頭棟飾」の設置が開始されました。
龍頭棟飾は龍の頭をかたどった飾り瓦で、鎌倉古写真を参考にしながら約200個の陶片を組み合わせ造形されました。(首里城復興基金を活用)

正殿の正面、向拝部を飾る様々な彫刻物が搬入されました。「唐破風妻飾」は鎌倉古写真を参考にしながら木取りや彫刻作業を富山県の工房で行いました。向拝奥の彫刻物はフランス海軍古写真の分析により、「獅子」は平成復元時より約1.3倍大きく、「牡丹に獅子・唐草」は牡丹の数が増え(1つ→3つ)、獅子が一対追加されました。(首里城復興基金を活用)

首里城を象徴する「赤」の塗装が始まりました。古文書には、首里城修理において久志間切(現在の名護市久志周辺)へ塗装顔料の調達を指示した記述が残っています。平成復元時は顔料の詳細が不明でしたが、その後の研究によって、水中の鉄バクテリア由来の水から生成される天然顔料である可能性が高いことが分かりました。令和の復元ではこの天然顔料「久志間切弁柄」を使い、正殿の赤がよみがえります。

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