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首里城復元に向けた「3本柱」

STATUS OF EFFORTS FOR RESTORATION
首里城正殿等の復元に向けて、正殿を皮切りとした「首里城復元」、復元の現場や過程を一般へ公開・発信する「段階的公開」、それらの実施を 通した「地域振興・観光振興への貢献」の取組みを進めています。
  • 第1の柱

    首里城復元

    2022年の着工、2026年の完成を目指す正殿の復元や、その後の北殿・南殿等の復元に向けて、関係機関と密に連携を図りながら、技術的な 検討を行い、復元工事に着手して参ります。

    首里城復元に向けた技術検討委員会
  • 第2の柱

    段階的公開

    首里城復元に向けて進む破損瓦等の撤去や躯体の解体、復元工事の過程を、安全性を確保しながら現地で 一般 公開するとともに、様々な情報発信を通して、復元の様子をお伝えします。

    正殿遺構の覆屋と公開用仮設デッキ
  • 第3の柱

    地域振興・観光振興への貢献

    首里城の段階的公開、赤瓦漆喰はがしボランティア活動や復興関連イベントを通して、沖縄の地域振興・観光振興への貢献に努めていきます。

    首里城赤瓦漆喰はがしボランティア

1.首里城復元

首里城正殿等の復元に向けては、政府の「首里城復元のための関係閣僚会議」(議長:内閣官房長官)において、令和元(2019)年12月11日に「首里城復元に向けた基本的な方針」が決定されたことを受け、内閣府 沖縄総合事務局において「首里城復元に向けた技術検討委員会」を設置し、首里城正殿等の復元に向けた技術的な検討を実施しています。

令和2(2020)年3月27日には、関係閣僚会議において「首里城正殿等の復元に向けた工程表」が決定され、正殿については、国営公園事業として、令和2年度早期に設計に入り、令和4(2022)年中には本体工事に着工、令和8(2026)年までに復元することを目指しています。

また、沖縄県では、令和2年度に第三者委員会「首里城火災に係る再発防止検討委員会」で首里城火災に係る再発防止策が提言としてとりまとめられたことを踏まえ、沖縄県が策定した「首里城火災に係る再発防止策(基本的な方向性)」(令和3年4月23日策定)に基づく具体的な取組を進めていくにあたり、「首里城公園管理体制構築検討委員会」を設置し、首里城公園の管理体制構築に関する検討を進めています。

一般財団法人沖縄美ら島財団では、首里城火災により被災した美術工芸品の修繕・修復・管理体制等を検討することを目的に、令和元(2019)年12月10日に第三者委員会「首里城美術工芸品等管理委員会」を設置し、 令和3(2021)年3 月26日に 委員会での提言がとりまとめられました。

首里城正殿等の工程表

工程表

2.段階的公開

火災後の破損瓦等の撤去や正殿遺構の保護処置等 の 完了を受けて、令和2年6月12日より、火災以降閉園していた有料区域の一部を開園するとともに、同年10月31日より、首里城復興展示室(寄満(ゆいんち)跡)での展示や女官居室での飲食・物販、世誇殿(よほこりでん)での大型映像等による展示・解説を行っています。正殿等の復元に向けて、これからも復元の様子を様々な形で発信していきます。

これまでの復元現場の様子(令和の復元)

正殿復元に向けた公開(開園)エリア

公開(開園)エリア

これからの復元現場の様子(イメージ)

これからの復元現場の様子(イメージ)

3.地域振興・観光振興への貢献

首里城の復元に向けて、「首里城赤瓦漆喰はがしボランティア」や「首里城破損瓦等利活用アイデア募集」、その他復興関連イベントを開催し、地域振興・観光振興につながる取組みを展開しています。
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