首里城美術工芸品等管理委員会 報告書について

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一般財団法人沖縄美ら島財団では、首里城火災により被災した美術工芸品の修繕・修復・管理体制等を検討することを目的に、第三者委員会「首里城美術工芸品等管理委員会」を設置し、令和元年度から計4回の委員会を開催してきました(委員長:高良倉吉 琉球大学名誉教授)。
この度、委員会での提言の取りまとめが終了し、高良倉吉委員長から当財団理事長 花城良廣へ報告書が手交されました。

委員会について

当委員会において、首里城美術工芸品の被害状況の確認、美術工芸品の管理方針の策定、美術工芸品の修理および復元計画の策定、美術工芸品特別展示・特別収蔵施設への提言が取りまとめられました。さらに、絵画・書跡・漆器・染織・陶磁器・その他毎に各委員が専門分野のワーキングを担当・開催し、美術工芸品の状態確認調査や修理および復元に関する助言が行われました。

委員の構成

委員長 高良たから 倉吉くらよし 琉球大学名誉教授(歴史)
委 員 安里あさと すすむ 沖縄県立芸術大学名誉教授(漆芸史)
 〃  田名だな 真之まさゆき 沖縄県立博物館・美術館館長(歴史)
 〃  早川はやかわ 泰弘やすひろ 東京文化財研究所保存研究センター長(保存科学)
 〃  みなと 信幸のぶゆき 東京国立博物館 元副館長(絵画)
 〃  室瀬むろせ 和美かずみ 東京藝術大学客員教授(漆芸家)
 〃  もり 達也たつや 沖縄県立芸術大学教授(陶磁器)
 〃  與那嶺よなみね 一子いちこ 沖縄県立博物館・美術館 主任学芸員(染織)

委員会の開催

令和元年12月10日 第1回委員会
  • 火災後の首里城現場視察
  • 美術工芸品の所在確認調査の進捗・結果の確認
  • 首里城火災と美術工芸品の被害に関する現状課題の抽出
令和2年3月3日  第2回委員会
  • 美術工芸品および展示・収蔵施設の被災規模の結果の確認
  • 美術工芸品の保存修理に関する検討
  • 美術工芸品の保存管理・修理・修復の実施体制の確認
令和2年11月25日 第3回委員会
  • 美術工芸品の保存収蔵の状況確認
  • 美術工芸品の状態確認調査及び修理作業の進捗確認
  • 美術工芸品と巡る環境(施設・体制)づくりの確認
  • 美術工芸品の修理方針の検討
令和3年3月11日  第4回委員会
  • 美術工芸品の被害の確認
  • 美術工芸品の修理・復元への提言
  • 特別収蔵・展示施設への提言
  • 今後の課題の確認

資料ダウンロード 首里城美術工芸品等管理委員会 報告書 概要版
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