植物園見頃マップ更新しています!
はじめまして!
今年度より植物園担当となりました10です。
台風9号をなんとかやり過ごした植物園ですが、皆さま被害はなかったでしょうか?
さて、こちらの植物園だよりは久々の更新となりますが、実は4月より植物園見頃マップの更新を細々としておりました!
植物園で今見頃の花や果実のついた植物をピックアップして紹介しております。
【7月2日更新の植物園開花結実マップ(見頃マップ)です!】
植物園管理センターエントランスにて無料で配布しておりますので、ご自由にお取りください。
また植物観察ツアーも随時催行しておりますので、ぜひご参加ください(要事前予約制・無料)。
変わりゆく季節を、植物で感じる体験をしてみませんか?
(問い合わせ先:熱帯・亜熱帯都市緑化植物園 tel: 0980-48-3782)
台風で、花は散り気味ですが、今日はこの時期に花が見られる有名な植物について、ご紹介いたします。
【植物園ハーブ園からパンノキに抜ける道沿いに植栽されています】
【サガリバナBarringtonia racemosa (L.) Spreng.(サガリバナ科)】
サガリバナは、日本では奄美大島以南の琉球列島に見られ、東南アジアの熱帯地域にかけて分布しています。
葉の様子がモモタマナ(コバテイシ)などに似ていますが、モモタマナより葉の幅が細い楕円形となっています。
また自生地では、海岸の湿地やマングローブ林のそばに生えていることが多く、モモタマナやゴバンノアシなどと同様に種子が海流に乗って長距離散布されます。
花期は6月~8月で、今まさに花盛りなのですが、夜咲いて、朝には散ってしまうはかない花なので、日中開花している様子を見ることはほとんどできません。
西表島などでは夜咲いた花が落ちて水面に浮かぶ様子が見られますが、ここ植物園では落ちた花が芝生の上に広がっています。
【前日の夜に咲いて朝散った花】
散ってしまった花を見るのも風流じゃありませんか?
開園と同時にご来園いただければ、散る間際の花が見られるかも?しれません。
ぜひ季節を感じる一コマを体感ください!