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アングレカム開花してます

こんばんは! 7です。今日の熱帯ドリームセンターは、朝はすっごい雨でビックリしましたが、午後には雨もあがって、すごしやすい一日となりました。

みなさんのところは、いかがでしたか?

今日は、熱帯ドリームセンターで珍しいランが咲いたので、紹介します。

Angraecum eburneum(アングレカム エブルネウム)

↑ Angraecum eburneum(アングレカム エブルネウム)です。

7的には「マダガスカルのラン」といえば、これ、アングレカム!と勝手に思っているのですが、マダガスカルを中心に熱帯アフリカに約200種が分布しています。

このアングレカム属には、一つ特徴があって、花の一部に距(きょ)とよばれる器官があります。(距は、全部のランにあるわけではありません)

この距には蜜をためていますが、種類毎にその長さが違います。

たとえば

アングレカム

この種(だいたい10cmくらい)や、

アングレカム

この種(30cmくらい!)。他にも、とってもちっちゃいのとか。

で、この距の長さと同じだけの口吻を持った蛾がいるはず!花と昆虫が一緒に進化してるはず!と昔むかし、今からちょうど150年前、ダーウィンが言ったのは、このアングレカム属を見てからでした。

残念ながらダーウィンが生きている間は、この説(共進化)は、あまりみんなに相手にされなかったそうですが、100年ちょっと前に、本当に蛾が見つかったので、みんな信じるようになりました。そして今では、みんな知っている有名なお話になりました。

みんなに信じてもらえなくても「自分はこう思う!」と言ったダーウィンは、なんて心が強い人なんだろう、そして、その信念を崩さないだけの観察と実験をしたって言える自信は、すごいものがあるなぁ、としみじみ、思ってしまいました。

ではでは、今日も一日、150年前の偉人に尊敬しつつ、自分も出来るところからこつこつ、がんばろう!と思えるような、すばらしい日になりますように、ごきげんよう♪


 

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