沖縄国際大学インターンシップ (8/12)
夏休み期間に首里城公園管理センターでインターンシップに参加させていただきました。
インターン活動の一環として、本ブログ作成及び掲載をさせていただき、ありがとうございます。
首里城解説員さんと一緒に「見せる復興」をテーマに再建に取り組んでいる首里城公園を見学させていただきました。
今回は、再建中の「今」だからこそ見て感じられる首里城公園のおすすめスポットの紹介とインターンに参加しての感想、その中で学んだことについて書かせていただきます。
始めに紹介させていただくのは、守礼門を通るとすぐ左手に見えてくる「園比屋武御嶽石門」(そのひゃんうたきいしもん)です。
琉球王国時代は、国王が外出する際、安全を願ってこの石門の前で祈願をしていました。また、沖縄の御嶽は自然崇拝の場になっており、扉の向こうに神が宿ると云われています。
沖縄戦により一部破壊されましたが、復元され2002年12月に世界遺産に登録されました!
御嶽の前で私も実際にお祈りしてみると「当時の人たちもこんな風にお祈りしていたんだな」と親近感がわきました。

「園比屋武御嶽石門」
次に紹介させていただくのは、淑順門(しゅくじゅんもん)から右掖門(うえきもん)の間にある「石畳」です。
守礼門や東のアザナなどの良く知られている場所ではなく、石畳?と感じた人もいると思います。実は、こちらの石畳は琉球王国当時の石畳が多く残っている部分があり、沖縄戦の戦火の中破壊されずに残った、貴重な石畳になっており世界遺産にも登録されています。
600年前から残る貴重な石畳の上を是非歩いてみてください!
実際に歩きながら、琉球王国から残っている「石畳」だと意識してみると、時空を超えて琉球王国とつながっているような不思議な感覚を体験できました!

「石畳」
首里城正殿の屋根の上に龍が見えますが、これは龍頭棟飾(りゅうとうむなかざり)です。
正殿の屋根に見られる龍頭棟飾は正殿とともに圧倒的なインパクトがあり首里城公園のシンボルとして有名です。
しかし、2019年の火災によってその姿が見られなくなってしましました。
現在、首里城公園では2026年の秋に正殿完成を目指して再建工事を行っています。
写真の龍頭棟飾は現在再建中の正殿から少しだけ見られる姿となっています。「見せる復興」の今だからこそ見られる龍頭棟飾を是非見に行ってみてください!
私も実際に見学し、今しか見れない龍頭棟飾に新鮮さを感じるとともに、正殿の完成時にその全貌が見られるのをとても待ち遠しく感じました。
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復元工事中の正殿屋根に配されている龍頭棟飾
今回、インターンシップ活動で首里城公園管理センター、広報企画展示係の方々に大変お世話になりました。午前中は解説員の方たちと朝のガイドの受付やアナウンス、御開門(うけーじょー)の見学、東のアザナでの時報といった首里城公園内で行われているイベントのお手伝いに参加させていただきました。午後は管理センターの方で首里城の魅力を伝える広報活動に参加させていただきました。首里城の歴史や文化、そして復興に向けてどんなことをしているのか学ぶことができ、解説員の方や職員の皆さんが首里城の良さをどのように伝えるか日々努力している姿を1週間肌で感じて大変貴重な時間を体験させていただいて大変ありがたく感じました。また、実際に広報の仕事をじかに体験したり、最終日には御開門にも参加させていただき、アドバイスを受けて実行力や協調性などの社会人としての基礎力も伸ばすことが出来たと感じています。首里城復興に向けての社員さん達の熱量がすさまじくたくさん刺激を頂きました。
インターン活動で得た経験を今後の学校生活や日々の生活でも生かしていきます。1週間インターンシップ活動でのサポートありがとうございました。
沖縄国際大学 法学部地域行政学科 3年次 眞榮里心大郎