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守礼門の扁額「守禮之邦(しゅれいのくに)」

守礼門(しゅれいもん)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 この画像を見て下さい。いつもと違うところがあります。それはどこでしょうか?
 
 正解は・・・・・・
 「守禮之邦(しゅれいのくに)」と書かれた扁額(へんがく)がない、のです。
 門の名前にもなっている、扁額ですが、どこへ行ったのでしょうか。なぜ、ないのでしょう?
 
 答えを解くカギは、台風です。
 
 台風等の悪天候、風が強くなることが予測される時、落下したりすると危ないので、扁額ははずしておくことになっています。台風が去り、平穏な状態に戻ったら、扁額は元に戻ります。実は取り外しができるようになっているのです。
 
 守礼門は当初「待賢(たいけん)」、その次に「首里(しゅり)」の扁額が掲げられており、扁額に合わせて「待賢門(たいけんもん)」、「首里門(しゅりもん)」と呼び名も変化しています。

 「琉球は礼節を重んずる国である」という意味を持つ「守禮之邦」の扁額は、尚永王代(1573~1588年)につくられ、尚質王代(1648~1668年)から常に掲げられるようになったようです。



 扁額を間近で見てみたい方は、守礼門の近くにある、首里杜館(すいむいかん)1階の情報展示室へどうぞ。扁額のスペアを展示しています。下から見上げるのとは違うスケール感、文字のタッチ等、じっくりと見ることができます。何か新しい発見があるかもしれません。


※画像:扁額(情報展示室)

※9/30日(木)まで、緊急事態宣言発令中のため、首里杜館は閉館しています。


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