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鮮やかに甦る「右掖門(うえきもん)」

経年劣化による改修作業に伴い、右掖門周辺を一時閉鎖していましたが、改修作業と周辺の整備が終了し、このたび通行できるようになりました。10月に新たに開通した北殿北側の見学通路からは、これまでとは違う角度から右掖門を見ることができます。

   

右掖門は、平成12(2000)年に櫓が復元されてから20年余りが経過し、櫓の柱や壁面、扁額の塗装に劣化がみられたため、昨年11月から県内の漆職人により漆の塗り直し作業を実施しました。壁面の塗装のほかに腐食していた櫓の土台の取替えや一部劣化していた屋根の漆喰の補修も行いました。

   
 
塗り直した右掖門を見上げると、首里城独特ともいえる建物の赤と漆喰の白、沖縄の青い空のコントラストはとても美しく鮮やかです。

 

歓会門や久慶門から長い石畳の坂道が続き、淑順門へ直接通じる右掖門。
創建は15世紀頃と伝えられており、別名「寄内(よすふぃち)御門(うじょう)」と呼ばれていました。往時は久慶門から右掖門をくぐり、淑順門を通って御内原へと入る通用門でした。

 

琉球王国時代に思いを馳せながら右掖門周辺を散策してみてはいかがでしょうか。


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