首里城公園 自由研究帳

ホーム > 学習用コンテンツ > 首里城公園 自由研究帳

首里城公園 自由研究帳 こたえやヒントのページ

●2-3ページ 地図 
Q:首里城にはたくさんの門があります。全部の門を見つけられたかな?いくつ通ったかな?門の名前を記入してみよう!

A ( 守礼門(しゅれいもん)) ※チャレンジ2
Youtube動画「首里城公園 解説動画 守礼門」
首里城公園のスタートになる門です。ここから首里城のエリアに入っていきます。牌楼形式(ぱいろうけいしき)という横浜や神戸の中華街等に見られる中国のデザインを取り入れた門です。

J ( 継世門(けいせいもん))
Youtube動画「首里城公園 解説動画 継世門と美福門」

継世門は、首里城の外側にある門です。琉球王国時代、日常的に出入りする門として使われていました。王さまが亡くなった時、この門から次の王さまになる王子がこの門を通って、城内に入ったので「継世門」と名付けられています。

I ( 白銀門(はくぎんもん) 

☛Youtube動画「首里城公園 解説動画 御内原の世界」
首里城の東側にある白銀門は、王さまが亡くなった後にその遺体(いたい)が安置(あんち)される寝廟殿(しんびょうでん)へ行く門です。すべて石で造られています。
 
M ( 久慶門(きゅうけいもん) 

Youtube動画「首里城公園 解説動画 久慶門・右掖門・寒水川樋川」
主に女性が日常的に利用した門です。王さまも首里城から出て寺院や地方へ行くときに、こちらから通った言われています。門の左側には、「寒水川樋川(すんがーひーじゃー)」と呼ばれる湧水(わきみず)があり、雨が降り続いた後に湧水として勢いよく出ている様子を見ることができます。
 
N ( 木曳門(こびきもん)

Youtube動画「首里城公園 解説動画 首里森御嶽とその周辺」
琉球王国時代、通常は石でふさがれ、閉じられていた門でした。正殿等(せいでんなど)の工事を行うときに、木材や資材をこの門から搬入(はんにゅう)していました。
※2022年に沖縄の北部・国頭(くにがみ)から材木を首里城内へ運び入れる「令和の木曳式」(れいわのこびきしき)が行われています。


 <参考>
B チャレンジ3 園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
Youtube動画「首里城公園 解説動画 園比屋武御嶽石門」


 
C チャレンジ8 歓会門(かんかいもん)
Youtube動画「首里城公園 解説動画 歓会門」


 
D チャレンジ4 瑞泉門(ずいせんもん)
Youtube動画「首里城公園 解説動画 瑞泉門」


 
E チャレンジ5 漏刻門(ろうこくもん)
Youtube動画「首里城公園 解説動画 漏刻門と周辺施設」


 
F チャレンジ8 広福門(こうふくもん)
Youtube動画「首里城公園 広福門」


 
G チャレンジ4 奉神門(ほうしんもん)
Youtube動画「首里城公園 解説動画 奉神門と下之御庭」


 
H 美福門(びふくもん)
Youtube動画「首里城公園 解説動画 継世門と美福門」


I 白銀門(はくぎんもん) 

☛Youtube動画「首里城公園 解説動画 御内原の世界」

K チャレンジ8 淑順門(しゅくじゅんもん)

☛首里城公園HP 施設紹介「淑順門」
 
L チャレンジ6 右掖門(うえきもん)
Youtube動画「首里城公園 解説動画 久慶門・右掖門・寒水川樋川」



●4ページ 琉球王国・首里城 

『首里城周辺の図』

<参考>
Youtube「首里城公園 解説動画」もご覧ください



 ●5ページ 守礼門 


Q:門の中央には、何と書かれているかな?
解答例:守禮之邦(しゅれいのくに)
門の中央にある文字が書かれた板は、扁額(へんがく)といい、首里城内の門にはほとんど扁額がついていて、門の名前を表しています。「守禮之邦」は、「琉球(りゅうきゅう)は礼節(れいせつ)を守る国である」という意味があります。
 
Q:守礼門をよくみると、植物がデザインされているよ。探してみましょう。
解答例:牡丹(ぼたん)の花
軒下(のきした)や瓦(軒丸)(かわら のきまる)に描かれています。探せましたか?牡丹は「百花(ひゃっか)の王」として、その華やかな姿が好まれ、首里城内でも多く使われています。
   
 
Q:琉球王国時代、どんな人がこの門を通ったでしょうか。
解答例:王さま、冊封使(さっぽうし 中国からの使者)、アメリカ人のペリー提督(ていとく)など
どんな人が通っていたのか想像してみましょう。真ん中は王さまや中国皇帝(ちゅうごくこうてい)の使者など、えらい人しか通れなかったそうです。
 
Youtube動画でもご紹介しています。
Youtube動画「首里城公園 解説動画 守礼門」


 
●6ページ 園比屋武御嶽石門 


Q:この門には扉がついていますが、開けて誰かが通る門ではありません。何をするところだと思いますか。考えてみましょう。
解答例:お祈りするところ。
王さまが首里城を出て外出するときに、この門の前で、道中無事(どうちゅうぶじ)に過ごせますように、とお祈りしたそうです。
「御嶽(うたき)」は沖縄の各地で見られますが、周りには植物がしげり、神聖(しんせい)な場所としてその地域で大事に守られています。
 
Q:門はなにでできているかな?
解答例:石。木。
琉球石灰岩(りゅうきゅうせっかいがん)というサンゴや貝がらが集まってつくられた石が使われています。
 
Youtube動画でもご紹介しています。
Youtube動画「首里城公園 解説動画 園比屋武御嶽石門」


 ●7ページ いきもの 

Q:首里城には想像上のいきものがいます。探してみよう!
瑞泉門:シーサー(石獅子(いしじし))
龍 碑:龍(りゅう)
大龍柱補修展示室:龍(りゅう)
奉神門:シーサー(石獅子
(いしじし)

<参考>
☆シーサーについて☆
沖縄では陶器(とうき)や瓦でつくられたシーサーが、屋根の上に乗っているのをよく見かけますが、首里城にいるシーサーは石でできたものがほとんどです。瑞泉門のシーサーと奉神門のシーサーは大きさも顔も違っていますね。古い石製の獅子(しし)は、沖縄本島中部や南部の古い集落(しゅうらく)の境界(きょうかい)などで、病気や火事などのあらゆる災いごとをはね返す魔除け(まよけ)として置くところがあります。
 
☆龍(りゅう)について☆
龍は王さまを表すシンボルでもあるので、首里城にはたくさん龍がいますよ。大龍柱(だいりゅうちゅう)は龍が柱の形にデザインされた琉球オリジナルの形をしています。龍碑の龍は、1523年に中国から持ってきた古いものです。
 
 ●8ページ 時 
Q:「日影台」は琉球王国時代の時計です。
どのようにして時間を知ることができると思いますか?
解答例:太陽の光を円盤(えんばん)にあて、棒の影で時間を測る。日時計。
円盤は十二支(じゅうにし)で区切られており、一つの干支毎(えとごと)に2時間の幅があります。子の刻(ねのこく)は深夜0時で、午の刻(うまのこく)はお昼の12時を示しています。棒の影がどこを指しているかによって、時間を知ることができます。あなたの生まれ年は何時になっているかな?
 

Q:日影台の近くにある、漏刻門。この門にもある時計が置かれていました。何を使って時間を測っていたと思いますか?
3択クイズ  (1)砂 (2)水 (3)線香
解答例:(2)水 
漏刻門には水時計が設置されていました。水時計だけでは正確な時間が測れなかったので、日影台(日時計)も使って、時間を測っていたそうです。
ちなみに(1)は砂時計。見たことや使ったことがあるのではないでしょうか。(3)は線香が燃えるのは一定であったため、時間を計るのに使っていたこともあるそうです。
 
Youtube動画でもご紹介しています。
Youtube動画「首里城公園 解説動画 日影台」


 
 ●9ページ 古い・新しい 

Q:古い石積みと新しい石積みの違いを書いてみよう!
解答例:古い方の石がやや小さい。ごつごつしている。新しい方は形が整っているなど。
実際に石の上を歩いてみたり、触ってみたりしましたか。感触(かんしょく)はどうでしたか。
 

●10ページ 衣 
<参考>
琉球王国時代の衣裳(いしょう)は、那覇市歴史博物館(なはしれきしはくぶつかん)や沖縄県立博物館・美術館(おきなわけんりつはくぶつかん・びじゅつかん)の博物館常設展示室(はくぶつかんじょうせつてんじしつ)で見ることができます。
  
Q:このような格好をした人を探してみましょう。頭に何かかぶっていますね。「ハチマチ」といいますが、何のためにかぶっていたと思いますか。
解答例:一目で身分を見分けるため
琉球王国時代、首里城で働く人たちは、身分(みぶん)によって身につけるものに決まりがありました。ハチマチは低い方から順に、青、赤、黄色、紫、浮織(うきおり)(模様(もよう)が織(お)られている)と種類(しゅるい)がありました。インドのターバンのように布が巻かれて形作られています。毎日12時に「東のアザナ」で行われる時報体験会に参加したら、ハチマチをかぶることができるかもしれません。
 ☛首里城公園HP「東(あがり)のアザナ 時報・解説体験会」


●11ページ 形 
Q:それぞれの違いをよく見てみましょう。どの門がカッコいいかな?
解答例:広福門は、建物が門になっている。
(琉球王国時代は、神社仏閣(じしゃぶっかく)を扱う「寺社座(じしゃざ)」、裁判所にあたる「大与座(おおくみざ)」という役所の建物としても使われていました。)この形の門はほかに、奉神門(ほうしんもん)があります。
淑順門は2本の石の柱の上に、木の櫓(やぐら)が乗っている。
この形の門はほかにも、瑞泉門(ずいせんもん)や漏刻門(ろうこくもん)などがあります。
歓会門はアーチ型をした石の上に櫓が乗っている。
ほかには、久慶門(きゅうけいもん)、継世門(けいせいもん)が同じような形をしています。
白銀門は、石だけで造られた門
すべて石でできていますが、上の方は木の櫓に似た形をしています。
 

●12-13ページ 復興(ふっこう) 
<参考>
着々と進む復興(ふっこう)の様子は、HPでも紹介しています。
☛首里城公園HP「首里城復興へのあゆみ」

 
首里城復元に関わる人へインタビューしたり、首里城公園内の今をご紹介しています。
Youtube動画 「首里城正殿に会いたくて」

☛「首里城正殿に会いたくて」プレイリストはコチラ

 
●16ページ 国王の印 


<参考>
琉球国王(りゅうきゅうこくおう)が中国の皇帝や役所等へ送る外交文書に使用した国王印です。印影(いんえい)の右半分には、篆書体(てんしょたい)で「琉球国王之印(りゅうきゅうこくおうのいん)」と表され、左半分には満州文字(まんしゅうもじ)が刻まれています。

 

ページのトップへ戻る