こんにちは!熱帯ドリームセンタ―から109です。
ぽかぽかと、陽射しが気持ちのよいこの時期
鳥たちのパートナー探しが始まっています。
美しい鳴き声や、色鮮やかな羽根などで
魅力を振りまく鳥たちが惹きつけられる
赤い花々が目立ってきました。
ブラジルデイコ
Erythrina speciosa
マメ科
ブラジル南東部原産
別名:サイハイデイコ
昔の武将が戦の指揮をするときに
持っていた采配(サイハイ)に
花の形が似ていることから
この別名で呼ばれます。
有名な歌にも出てくる
沖縄のデイコよりも
少し早い時期に花がつく種類です。
ブラジルデイコは花が咲いても開きません。
鳥たちは上手にくちばしでこじあけて蜜を吸い、
その時に花粉を運んでもらいます。
このような花は 『 鳥媒花 』 と呼ばれます。
こちらも赤が目立った鳥媒花↓
最近、鳥たちで大賑わいです♪
ブラシノキ
Callistemon speciosus
フトモモ科
オーストラリア原産
英名:bottlebrush
花序がビンを洗うブラシに似ています。
温室内にも色鮮やかな鳥媒花が目立ち始めています。
ウナズキヘリコニア
Heliconia rostrata
バショウ科
アルゼンチン~ペルー分布
お客さまから「色を塗ったみたい!」と驚かれる
赤や黄緑の部分は “ 苞(ほう) ”
熱帯のジャングルでは
誘われた小さなハチドリたちが、
苞の中の黄色い小花から蜜を吸います。
鳥たちの歌声に癒されながら、
植物といっしょに、生き物の観察も
楽しい季節です☆