こんにちは! 7です。今日の熱帯ドリームセンターは、晴れて心地良い一日となりました。皆さんのところは、いかがですか?
今日は、この前のゴンゴラに引き続き、’すべりだい’の様なランが咲いたので、ご連絡します。
↑ スタンホペア ティグリナ(
Stanhopea tigrina)という、ランです。
3枚ある花びらのうち、1枚(唇弁)は独特な形をしていて、昆虫を誘う香りを出します。(とっても良い香り!)
虫を呼ぶ仕組みは、この前のゴンゴラと同じく、、、
唇弁から香りを出し、それに虫(蜂の仲間)がよってくる
↓
寄ってきた虫は、次第に香りに酔う
↓
唇弁にしがみついていたけど、我慢出来なくなって手(足?)を離す
↓
蕊柱(ずいちゅう)が長く、それが すべりだい のようになっていて、その先に花粉塊があり、酔ってすべった虫に花粉塊が付く。
↓
酔いから醒めた虫は、(花粉塊をつけたまま)別の花に飛んで行って、同じように酔う。
↓
酔って落ち、すべりだいを滑って柱頭に花粉塊をつける。(受粉成功!)
という仕組み。
スタンホペアは、この前のゴンゴラよりも花が大きいので、その分、寄ってくる虫も大きいものが寄ってくるそうです。
このスタンホペア、沖縄県蘭協会の伊佐 英仁さんからご協力頂き、特別に展示させてもらっています。あまり流通していない珍しい蘭で、開花状態を見ることはめったにできませんので、この機会にぜひ多くのお客様にご覧いただきたいです。
今後も、熱帯ドリームセンターでは、県内の愛好家さん達が育てた「我が家自慢の植物」を紹介しますので、次回も楽しみにしててくださいね。
ではでは、今日も一日、自然の面白さに触れられる、素敵な日になりますように、ごきげんよう♪